よく知らないがちょっとだけ接点のある古典落語

古典落語の珍品についてたまに書いている。 現場で拾った珍しい古典落語(上) それから、珍品とは言えないメジャーな噺のはずなのに、聴かない噺についても。 有名なのに聴かない噺 落語の演目って、無限にあるもんだなと最近つくづ… 続きを読む よく知らないがちょっとだけ接点のある古典落語

柳家蝠丸「鬼娘」

ブログのネタが切れたときに重宝なのが浅草お茶の間寄席。あと2席ぐらいはネタのストックがある。 たまの登場を楽しみにしているひとりが柳家蝠丸師。 鬼娘とは? 四代目柳家小さんがこの噺を高座で掛けた直後、楽屋で倒れ、そのまま… 続きを読む 柳家蝠丸「鬼娘」

三遊亭小遊三「雑俳」

雑俳という古典落語、普通に「ざっぱい」で変換して出てくる「雑排」で間違えてSNSに上げてる人が多いので、気を付けましょう。 試しにツイッターで検索掛けたらまあ、あるわあるわ。 ちなみに、明烏を「明鳥」と書いてアップしてい… 続きを読む 三遊亭小遊三「雑俳」

【THE SECOND】ギャロップ林のひとり芝居は「質屋蔵」である

漫才の新たな大会、THE SECONDを観ました。 漫才のその中身は実に面白かった。 だが、ドラマ性を求めてM-1グランプリに注目する人たちからすると、ちょっと感情移入しづらいところもあったのではないか、そう想像します。… 続きを読む 【THE SECOND】ギャロップ林のひとり芝居は「質屋蔵」である

柳家喬太郎「偽甚五郎」

柳家喬太郎師がコロナ陽性だそうで。 これに伴い、5月上席、浅草演芸ホールの夜席主任をはじめとする寄席・落語会は代演となる。 浅草演芸ホールの番組表を見ると、5月1日から4日までは代バネで三遊亭白鳥師が顔付けされている。 … 続きを読む 柳家喬太郎「偽甚五郎」

橘家圓太郎「親子酒」

ブログのネタが切れたらテレビの落語を。 浅草お茶の間寄席の録画を遡って確認していたら、橘家圓太郎師の「親子酒」があった。 浅草演芸ホールの14分の高座。 TVK(キー局の千葉テレビより遅れる)で2月19日に流れたもの。 … 続きを読む 橘家圓太郎「親子酒」

「でっち定吉クソブログ」検索に合わせてうんこ落語を特集しますよ

「おとっつあん、最近調子乗ってるみたいだね」 「おう、ブログには久々の登場だな息子。もともとは落語好きなので親父をおとっつぁんと呼んでいた設定だったが、最近では競馬のほうが好きみたいだな。おとっつぁんじゃなくてチョウシノ… 続きを読む 「でっち定吉クソブログ」検索に合わせてうんこ落語を特集しますよ

古典落語・定番クスグリの好き嫌い

落語の構造についても日々いろいろ書いてる当ブログ。 「クスグリ」でタグを作っていなかったことに気づき、驚いた。 今日はクスグリについて。 くすぐるからクスグリ。落語のちょっとしたギャグのことである。 落語を「笑い」の観点… 続きを読む 古典落語・定番クスグリの好き嫌い

【古典落語・そば清】落語の最重要要素「いただき」論の実践

先日、落語には、サゲより大事な「いただき」がある(下)という記事を書いた。 そこそこヒットしました。 だがよくわからないのは、「中」のアクセス数はさほど増えていないということ。 1年後にようやく書いた「下」だけ独立してヒ… 続きを読む 【古典落語・そば清】落語の最重要要素「いただき」論の実践

「新作落語は貶められている」までワンセットでネタ(三遊亭白鳥「パパラギ」より)

「浅草お茶の間寄席」の録画が毎週たまってどんどん増えていく。 2月の頭にTVKで流れた三遊亭白鳥師の「パパラギ」をようやく観たところ。 パパラギは、師匠・円丈の作品。壮大な実験作である。 ちなみにこの放送のカップリングは… 続きを読む 「新作落語は貶められている」までワンセットでネタ(三遊亭白鳥「パパラギ」より)