BS朝日「御法度落語おなじはなし寄席!」から その2

ところで、たま師の時うどんも、私の認識しているスタンダードなものではなかった。ご本人はこれこそ代々受け継いだスタンダードだという認識のため、これに関する説明がない。 私が初めて時うどんを聴いたときに驚いたのは、二人出てく… 続きを読む BS朝日「御法度落語おなじはなし寄席!」から その2

BS朝日「御法度落語おなじはなし寄席!」から その1「時そば」

TVの落語もなかなか面白いことをやっている。テレ朝はたまに思い出したように落語番組を作りますね。もっとも「落語者」を思い出して調べたら、もう10年前だけど。 東西で「同じ噺」を一緒に掛けてみようという企画。 寄席で同じ噺… 続きを読む BS朝日「御法度落語おなじはなし寄席!」から その1「時そば」

柳家喬太郎「たいこ腹」が変わった

朝の更新サボり気味ですみませんが、それでもこのところ、毎日更新はしてます。 ネタは、ないことはないのですが。 鈴本の前座から陽性者(無症状)が3人出たそうで。鈴本は二之席を打ち切り、休業。先んじて決定されていた休業と併せ… 続きを読む 柳家喬太郎「たいこ腹」が変わった

あざみ野新春寄席(中・金原亭馬玉「寝床」)

寝床・佃祭 緊急事態宣言下の落語会の模様を続けます。 ちなみにこの会場、天井も高く、ディスタンスも確保されていて、クラスターが起こりそうな気は一切しない。 主役の馬玉師が黒紋付で登場。 当ブログでも、師の配信のトリを取り… 続きを読む あざみ野新春寄席(中・金原亭馬玉「寝床」)

あざみ野新春寄席(上・金原亭馬太郎「狸の鯉」)

毎日更新、しない日もたまにあるでっち定吉らくご日常&非日常です。 緊急事態宣言でまたネタ切れを起こしました。しかし今日は、落語を聴いてきたので撮って出し。 このご時世に落語を聴きにいくというのも、人に言いづらい。 しかも… 続きを読む あざみ野新春寄席(上・金原亭馬太郎「狸の鯉」)

「騙し」の落語(下)

どう着地しようか考えつつ進めてきたのだが、とくにひねりもなく、今日も古典落語の騙しの構造を観察して締めるとします。 一昨日に「騙し」の落語についてなにがあるかまずまとめたが、その後もさらに追加修正している。後で次々と思い… 続きを読む 「騙し」の落語(下)

「騙し」の落語(中)

夢金・初天神 王子の狐についてその価値観の逆転劇を追ってみた。 落語において展開が急激に変わる際には、必ず価値観の逆転がそこにあるのではないかと。まだ仮説の段階だが。 価値観とセットでストーリーが進行するとなると、昔ばな… 続きを読む 「騙し」の落語(中)

「騙し」の落語(上)

不定期連載で「オチの分類」というものを続けている。古くからある、オチ(サゲ)の分類について私なりに迫ってみたもの。 以前、既存のオチ分類を全部リセットして新たな分類をこしらえてみた。今度は、既存の分類に戻ってみたのだ。 … 続きを読む 「騙し」の落語(上)