江戸家猫八襲名披露@国立演芸場(下・トリの猫八)

爆笑の口上の後、再度幕が開いて林家彦いち師。 黒紋付から、いつものジャージ羽織に手早く着替えている。 口上とまったく同じテンション。 定番の学校寄席マクラを、口上で話していた「森」に例える。器用な人だ。 清水の女子高の森… 続きを読む 江戸家猫八襲名披露@国立演芸場(下・トリの猫八)

江戸家猫八襲名披露@国立演芸場(上・口上)

前の週、本八幡の会に行ってからは真面目に仕事に励んでいたが、ちょっと物足りなくなって出掛ける。 国立でぜひ1日行きたいと思っていた、江戸家猫八襲名披露。 10日の大千秋楽は売り切れだが、1日前ならまだ空きあり。 猫八襲名… 続きを読む 江戸家猫八襲名披露@国立演芸場(上・口上)

「ユーモア」と「ギャグ」論(下)女流落語についても

(上)に戻る 柳家喬太郎師であるとか、今をときめく春風亭一之輔師であるとか、こういった師匠の高座には一見「ギャグ」が目立つ。 ギャグの存在自体が、噺の骨格を揺すぶり、客に感動を与える。 だがギャグの要素において、本気でお… 続きを読む 「ユーモア」と「ギャグ」論(下)女流落語についても

「ユーモア」と「ギャグ」論(上)

落語をなぜ聴くかというのは、実のところ大変深いテーマである。 聴いていると中毒になるが、では、なぜ好んで中毒になりたがるのか。その答えは意外と難しい。 すでに、ある程度はこちらの記事において迫ってみた。 落語なんてつまら… 続きを読む 「ユーモア」と「ギャグ」論(上)

本八幡の特選落語会 その4(三遊亭好楽「三年目」)

先日急にビッグマックが食べたくなった。 モバイルオーダーで頼む際、オプションが選べる。 オプションで試しにソースを抜いてみたら、これが驚くほど旨かった。 ビッグマックに例えては申しわけないのだが、喬太郎師の「普段の袴」に… 続きを読む 本八幡の特選落語会 その4(三遊亭好楽「三年目」)

本八幡の特選落語会 その3(柳家喬太郎「普段の袴」)

仲入り休憩を挟んで、柳家喬太郎師。 文珍師の使った見台と膝隠しがそのまま。さらにあいびき持参。 寄席で使う釈台ではないので、演者の下半身を完全に覆ってはいない。師があぐらをかいている様子が2階席からは見える。 でもいい。… 続きを読む 本八幡の特選落語会 その3(柳家喬太郎「普段の袴」)

本八幡の特選落語会 その2(桂文珍「携帯供養」これが超一流の仕事だ)

三三師、好楽師のこともdisってたけども。 笑点について、「落語がひとりでできない人たちがやる番組ですね」。 いえ、好楽師が楽屋にいないからではなくて、いるからこそここで言ってるんですよ、いないときに言うとただの悪口でし… 続きを読む 本八幡の特選落語会 その2(桂文珍「携帯供養」これが超一流の仕事だ)

本八幡の特選落語会 その1(柳家三三 逃げ噺としての「お血脈」)

無料のカメイドクロック落語会のあと、江戸川越えて本八幡へ。 平日昼間からビッグネームが集まる会。 この会の名称、主催者のエイフル企画では「市川市文化会館 好楽・文珍・喬太郎・三三」。 ポスターでは「豪華競演!特撰東西落語… 続きを読む 本八幡の特選落語会 その1(柳家三三 逃げ噺としての「お血脈」)

カメイドクロック落語会(三遊亭ぽん太「五月幟」)

無料落語愛好家のでっち定吉です。ただのビンボー人よりはやや聞こえがよかろう。 タダの落語は平和の象徴。すっかり無料落語会の数も回復してきました。 先月このかたちょっと出掛けすぎ。でもタダならいいじゃないか。 この日に関し… 続きを読む カメイドクロック落語会(三遊亭ぽん太「五月幟」)

阿佐ヶ谷アートスペースプロットの入船亭遊京(下・「唐茄子屋政談」)

軽く楽しい道灌を終えて、そのままネタ出しの唐茄子屋政談へ。 唐茄子屋政談が好きじゃない最大の原因は、カボチャを売って歩きたくない若旦那を叔父さんが叱りつける場面。 フラフラしていた若旦那の了見が入れ替わるきっかけとなる、… 続きを読む 阿佐ヶ谷アートスペースプロットの入船亭遊京(下・「唐茄子屋政談」)