林家九蔵問題で話題になった、三遊亭好の助師は2018年の昇進まで13年掛かっている。 落語協会・芸術協会よりはそれでも早いが。 好の助師と同期の三遊亭朝橘師は、1年早く12年。 これは差がついたのではなくて、真打昇進を違… 続きを読む 円楽党の真打昇進基準(下)
カテゴリー: 丁稚の落語論
円楽党の真打昇進基準(上)
東京の落語会には4つの団体が存在する。 このうち、円楽党と立川流は、落語協会から分裂してできた組織である。 分裂した当時のゴタゴタ、恨みつらみを忘れていない噺家はたくさんいるのだが、それでももう、40年近く経過している。… 続きを読む 円楽党の真打昇進基準(上)
ひどい新作落語のダメージを解剖する(下)
古典落語ちりとてちんの気持ちいい部分を持ってこれないのは、パロディ落語の登場人物が全員嫌な女だという点に現れる。 誕生日を祝ってやろうというのに、その当人は、別れた男をヨリを戻したのでドタキャン。これは料理が余った理由付… 続きを読む ひどい新作落語のダメージを解剖する(下)
ひどい新作落語のダメージを解剖する(中)
連雀亭二ツ目地獄の人は、一度の経験で懲りて避けている。 だが、そこそこ活躍している様子でもある。二ツ目である以上、いずれ私もまた対峙することになるだろう。 あれほどひどい高座を聴くことはもう、ないとは思うのだが。 寄席地… 続きを読む ひどい新作落語のダメージを解剖する(中)
ひどい新作落語のダメージを解剖する(上)
おかげさまで、神田連雀亭ワンコイン寄席に同じ週に2度出かけ、どちらの日も大いに満足して帰ってきた。 だがいっぽうで、ひどい高座に出くわすこともなくはない。連雀亭でも、よそでも。 ひどい高座に出くわしたとき、その後しばらく… 続きを読む ひどい新作落語のダメージを解剖する(上)
立川流の迷走
東京の落語界には4つの団体がある。 落語協会、落語芸術協会、円楽党、そして立川流。 前の3つの寄席や会にはたびたび出没するのだが、立川流だけはとんとご無沙汰している。 といっても、「立川流に出向く」という概念自体が、そも… 続きを読む 立川流の迷走
落語と暴力(下)
(上)に戻る 柳家喬太郎師は、古典新作問わず、陰惨な設定の落語をしばしば語る。 宮戸川(通し)とか、江戸川乱歩の「赤いへや」。小泉八雲の「雉政談」とか。 赤いへやなんて、快楽殺人がテーマ。 こういう落語を堂々と語れる人は… 続きを読む 落語と暴力(下)
落語と暴力(上)
「天災」収録 アンパンチ論争というものが、知らないうちに始まっている。 世間はおおむね、「楽しい番組を暴力的だと考えるなんて、いったいどんな感性をしているんだ」という意見のようだ。 芸能人たちもほぼこの考えらしい。 私も… 続きを読む 落語と暴力(上)
演目掲載は営業妨害?
権太楼の大落語論 [ 柳家権太楼(3代目) ] 楽天で購入 寄席の楽屋である師匠が「ネットに落語会や寄席でやった演目書くお客さんって、営業妨害だよ。」と怒ってました。分かるなー!とも思い、書いて欲しくないな… 続きを読む 演目掲載は営業妨害?
落語の人情 その4
古今亭志ん生[五代目] / NHK落語名人選2 ◆猫の皿 ◆唐茄子屋 [CD] 楽天で購入 その1に戻る その2に戻る その3に戻る 滑稽噺の裏側に、人間のあらゆる感情が秘められていることを見ている。 見つ… 続きを読む 落語の人情 その4