拝鈍亭の柳家さん喬(下・文七元結)

二席目の冒頭では、笠碁によく笑っていた小学生の坊やに話しかけるさん喬師。「噺家になっちゃダメだよ」。 そういえば、うちの子も師匠にそう言われたっけ。子供を連れていったのに、ちゃんと寄席のルールを説明した上で、あえて幾代餅… 続きを読む 拝鈍亭の柳家さん喬(下・文七元結)

拝鈍亭の柳家さん喬(中・笠碁)

笠碁/寝床 さん喬師の笠碁、音源を持っていたように思うが、そうだとして聴いたのはずいぶん前。新鮮な気持ちで聴く。 マクラからのつながりは師匠、小さんの噺だということだろう。富士銀行で一緒に遊んでいた小里ん師も笠碁を掛ける… 続きを読む 拝鈍亭の柳家さん喬(中・笠碁)

鈴本演芸場7 その2(柳家喬太郎「文七元結」下)

(上)に戻る 喬太郎師の人情噺というもの、古典も新作も、おおむね人の激情がほとばしっているのが特色。 私はそこから進んで、「ほとばしり」こそ人情噺の肝ではないかと思うまでに至った。 しかしほとばしる喬太郎師も、文七元結に… 続きを読む 鈴本演芸場7 その2(柳家喬太郎「文七元結」下)

鈴本演芸場7 その1(柳家喬太郎「文七元結」上)

11月の締め切りを片付け、鈴本の喬太郎師の芝居へ。千秋楽。 もともと、その前日に行く予定にしていたのだが、よく考えれば月曜は定休日である。まあ、落語の前に仕事が完結したのでいいとする。 喬太郎師、今年3席目。 もうちょっ… 続きを読む 鈴本演芸場7 その1(柳家喬太郎「文七元結」上)

立川談志の文七元結と利他の精神

コロナ禍の前から在宅ワーク。仕事をしながらラジオを聴くのは私の習慣のひとつ。 radikoプレミアムに入っているおかげで、落語の番組も好きなときに聴く。 いつものように「落語」のキーワードでradikoを検索すると、珍し… 続きを読む 立川談志の文七元結と利他の精神