新宿末広亭5(中・エルシャラカーニは寄席漫才向き)

見台を片付け、マイクを出すので前座二人がかり。 派手な着物の桂南海さんは立前座だろう。この人ももうすぐ二ツ目だ。 続いては色物。坂本頼光先生の代演でエルシャラカーニ。 芸術協会員ではないが漫才協会員。サンミュージック所属… 続きを読む 新宿末広亭5(中・エルシャラカーニは寄席漫才向き)

用賀・眞福寺落語会2(下・桂文治「三年目」)

仲入り休憩後は再度の文治師登場。 学校寄席が現在一度で終わらず、学年を入れ替えて3回やるので大変だ。早く一度にできるようになって欲しいと。 故郷の大分で、中学の校舎が建て替わった。生徒も減ってコンパクトになった木造の綺麗… 続きを読む 用賀・眞福寺落語会2(下・桂文治「三年目」)

国立演芸場19 その4(春風亭柳雀真打昇進披露口上)

仲入り休憩の後は披露目の口上。 小痴楽、文治とすばらしい高座を楽しんだため、仲入り後の最初が口上だという、当たり前の事実をちょっと忘れるところであった。 芸協恐るべし。披露目恐るべし。国立恐るべし。 落語協会しか行かない… 続きを読む 国立演芸場19 その4(春風亭柳雀真打昇進披露口上)

国立演芸場19 その3(桂文治「唄入りお血脈」)

「唄入りぜんざい公社」みたいなタイトルにしてみましたが、この演題は私が勝手につけたものです。念のため。 国立演芸場の公開ネタ帳では「善光寺の由来」になっていた。だが、石川五右衛門が出てきた以上、サゲまで行かなくても「お血… 続きを読む 国立演芸場19 その3(桂文治「唄入りお血脈」)

気に入らない演者からの「逃げ方」

緊急事態宣言直前の4月22日、新宿末広亭の通しで楽しんできた。 昼席の仲入り後、午後3時から夜席のトリ、午後8時半まで5時間半。 中での食事が禁じられている現在、ほぼこれが限界かな。 落語好き、イコール寄席好きではない。… 続きを読む 気に入らない演者からの「逃げ方」

BS朝日「御法度落語おなじはなし寄席!」から その4

文治師の「長屋の花見」はすばらしいデキ。 収録は冬で、季節外れの演目だから、おろす前に稽古が必要。なので寄席で掛けてきたそうで。居合わせた客もびっくりしたろうな。 もともと達者な人で、だからこそ数ある先代の弟子の中で文治… 続きを読む BS朝日「御法度落語おなじはなし寄席!」から その4

BS朝日「御法度落語おなじはなし寄席!」から その3「長屋の花見」

落語協会の噺家ふたりがコロナ陽性で、落語協会の寄席がすべて中止。 鈴々舎馬風、桃月庵白酒のふたり。前座3人と同じく、鈴本で感染したようである。 新宿末広亭は1日だけ休み、消毒して21日から早速芸協の寄席を再開。たくましい… 続きを読む BS朝日「御法度落語おなじはなし寄席!」から その3「長屋の花見」

BS朝日「御法度落語おなじはなし寄席!」から その2

ところで、たま師の時うどんも、私の認識しているスタンダードなものではなかった。ご本人はこれこそ代々受け継いだスタンダードだという認識のため、これに関する説明がない。 私が初めて時うどんを聴いたときに驚いたのは、二人出てく… 続きを読む BS朝日「御法度落語おなじはなし寄席!」から その2

噺を教わるということ

落語界にはさまざまな掟がある。 一見、古い世界だけに、「それ、時代に合わないんじゃないか。やめたほうがいい」とファンが思うオキテもありそうに思える。意外とそうでもない。 目的不明の、無意味なしきたりが残る世界ではないのだ… 続きを読む 噺を教わるということ