両国寄席9(中・好楽一門の楽しい二ツ目たち「笑い茸」「替り目」)

寄席の開演中100回に渡り客席、しかも自分の背後をねめ回す客にうんざりした両国寄席だが、前半はまだ、そこまで気になってはいなかった。 まだ汚染の度合いの少ない楽しい高座の様子を書ける。 前座が上がる午後5時45分の時点で… 続きを読む 両国寄席9(中・好楽一門の楽しい二ツ目たち「笑い茸」「替り目」)

黒門亭22(下・柳家さん遊「三人旅」)

仲入りは柳家甚語楼師。2016年以来と大変なご無沙汰。 実力派で、鈴本の主任だって取る。決して嫌いな人ではない。 この日も目当てのひとり。まあ、全員目当てだけど。 黒門亭のおかげで、こうした実力者を聴く機会が生まれる。 … 続きを読む 黒門亭22(下・柳家さん遊「三人旅」)

国立演芸場12(上・金原亭馬玉「長屋の花見」)

子ほめ きよひこ 無精床 小駒 長屋の花見 馬玉 ニックス 親子茶屋 正雀 (仲入り) 星野屋 世之介 ダーク広和 抜け雀 馬生   「ミルクボーイです、お願いします。ああー、今、国立演芸場のチケット売り場で東… 続きを読む 国立演芸場12(上・金原亭馬玉「長屋の花見」)

BS朝日「御法度落語おなじはなし寄席!」から その4

文治師の「長屋の花見」はすばらしいデキ。 収録は冬で、季節外れの演目だから、おろす前に稽古が必要。なので寄席で掛けてきたそうで。居合わせた客もびっくりしたろうな。 もともと達者な人で、だからこそ数ある先代の弟子の中で文治… 続きを読む BS朝日「御法度落語おなじはなし寄席!」から その4

BS朝日「御法度落語おなじはなし寄席!」から その3「長屋の花見」

落語協会の噺家ふたりがコロナ陽性で、落語協会の寄席がすべて中止。 鈴々舎馬風、桃月庵白酒のふたり。前座3人と同じく、鈴本で感染したようである。 新宿末広亭は1日だけ休み、消毒して21日から早速芸協の寄席を再開。たくましい… 続きを読む BS朝日「御法度落語おなじはなし寄席!」から その3「長屋の花見」

BS朝日「御法度落語おなじはなし寄席!」から その2

ところで、たま師の時うどんも、私の認識しているスタンダードなものではなかった。ご本人はこれこそ代々受け継いだスタンダードだという認識のため、これに関する説明がない。 私が初めて時うどんを聴いたときに驚いたのは、二人出てく… 続きを読む BS朝日「御法度落語おなじはなし寄席!」から その2

両国寄席8 その4(三遊亭萬橘「長屋の花見」下)

季節ものに関わらず、長屋の花見は幼少時に私、先代小さんでたびたび聴いた記憶がある。 同じく小さんの粗忽長屋とともに、私の落語の原点といっていい噺だ。 それが、萬橘師によってまるで違う型になっている。 自分の好きな落語が変… 続きを読む 両国寄席8 その4(三遊亭萬橘「長屋の花見」下)

両国寄席8 その3(三遊亭萬橘「長屋の花見」上)

三遊亭上楽師は、過去に聴いたことがあった気がしたが、どうやら初めてらしい。 この師匠も鳳笑さんのパーティの話。朝7時半まで飲んでましただって。だから声がガラガラですみませんとのこと。 実に7次会まであったのだが、2次会ま… 続きを読む 両国寄席8 その3(三遊亭萬橘「長屋の花見」上)