落語には、サゲより大事な「いただき」がある(下)

今やアクセス1日800、月別閲覧数5万超を誇る当ブログだが、時としてまるでお客さんの来ない記事もある。 1年前に書いた続き物だが、上中下3回に分ける想定でいた。 当時「中」のアクセスがあまりにも低かったので、途中で打ち切… 続きを読む 落語には、サゲより大事な「いただき」がある(下)

丁稚の落語百科(「い」の巻2・「ろ」の巻)

「い」の巻1に戻る 居残り佐平次 品川心中と並ぶ、品川が舞台の廓噺。 会計ができなくていつまでも宿屋にいる「居残り」を商売にしているおアニイさんの楽しい噺。 フランキー堺主演「幕末太陽傳」の最重要モチーフでもある。 「お… 続きを読む 丁稚の落語百科(「い」の巻2・「ろ」の巻)

貴乃花親子と六尺棒

日頃から落語を聴いていれば、放蕩の若旦那が勘当され、苦難に遭ったり(そうでもなかったり)というストーリーはもう、おなじみ。 船徳、湯屋番、紙屑屋、干物箱、唐茄子屋政談などなど。唐茄子屋以外はみな呑気で鷹揚な若旦那だ。 も… 続きを読む 貴乃花親子と六尺棒

池袋演芸場21 その3(橘家文太「六尺棒」)

林家あんこ「洒落小町」 番組トップバッターに戻る。林家あんこさん。 芸名の由来と、寄席よりも電車のほうがコロナはずっと危険じゃないですかと。 本編は洒落小町。 噺自体は知っているのが、生で聴くのは間違いなく初めて。音源で… 続きを読む 池袋演芸場21 その3(橘家文太「六尺棒」)

ダシカン

ここしばらく、落語の成り立ち、発想というものについて考え続けている。そして新作落語はどう作ればよいのか。 落語をやたら分類して悦に入るのも野暮ではあり、このことは心に留めておきたい。 桂枝雀師が「サゲの分類」というものを… 続きを読む ダシカン