池袋演芸場4

先日久々に新宿末広亭に行き、やはり池袋がいいな、と思って帰ってきた。 人には、それぞれホームグラウンドというものがある。私には、地下2階でひっそり噺を聴いているのがお似合いのようである。 そんなわけで早速、23日に池袋に… 続きを読む 池袋演芸場4

柳家喬太郎「擬宝珠(ぎぼし)」

先日久々に末広亭に行って、持ち時間の短さにより、変なところで切れてしまう落語を多数聴いてきた。 寄席、特に新宿がそういうところだというのはもとより理解している。 だが、そういう尺の高座が多数あり、その尺に合わせた落語が求… 続きを読む 柳家喬太郎「擬宝珠(ぎぼし)」

先代柳家小さんの名誉回復

先日、中野翠さんのエッセイ、「この世は落語」を読んだ。落語は聴くのも楽しいが、落語について書かれたものを読むのもまた楽しい。この方は、映画が専門なので、ときに映画のフィルターを通して落語の素晴らしい世界を映し出してくれる… 続きを読む 先代柳家小さんの名誉回復

笑福亭鶴瓶「青木先生」

人さまの落語に関するブログを読んでいて、少々驚いた。 このブロガーに対し、とりたててどうこう言いたいわけではない。ただ、これをヒントに、「噺を嫌う」「噺家を嫌う」ということについて考えてみようと思った次第。 笑福亭鶴瓶師… 続きを読む 笑福亭鶴瓶「青木先生」

(小ネタいろいろ)小三治鼻濁音/高橋維新/志らくのマクラ

柳家小三治著「落語論」で取り上げられていた「鼻濁音」について先日書いたが、検索してみるといろいろ面白いネタも見つかる。 立川談四楼師の過去のツイートによると、かつて小三治師、楽屋で「鼻濁音の小三治」と言われていたそうであ… 続きを読む (小ネタいろいろ)小三治鼻濁音/高橋維新/志らくのマクラ

春風亭鯉枝

三遊亭円丈師について、しばらく集中して聴き、いろいろと本も読んで、当ブログでレビューしたところである。円丈師について考えるということは、すなわち新作落語全体について考えるということである。さらに先日、「M-1グランプリ」… 続きを読む 春風亭鯉枝

柳家三三「元犬」

円丈師を聴いた3日の新宿末広亭で、もっとも衝撃を受けた演目、柳家三三師匠の「元犬」について。 「元犬」という噺を寄席で聴いた経験は、前座から、というのがほとんどである。前座がやらなかったからといって、後の師匠がこれ幸いと… 続きを読む 柳家三三「元犬」