オウム返しをしたくなる理由、わからなくてもいいじゃないか

オウム返しという言葉、私は落語でしか使わない。 だがオウム返しで検索しても、落語の関連記事は出てこない。世間では、瞬間的に相手の言葉を反復する行為を言う。 落語におけるオウム返しは、世間一般で使う用例からは実は大きく離れ… 続きを読む オウム返しをしたくなる理由、わからなくてもいいじゃないか

新横浜コットン亭3(下・桂やまと「狸の札」)

過去に聴いた百川の書き残しを自分の記事で読み、改めてやまと師の百川がいかに優れているか実感した。 「関係ない要素がたまたま一致した」点を噺の肝、快としないのはエポックではなかろうか。 序盤から「ぴゃ」と返事をしながら座敷… 続きを読む 新横浜コットン亭3(下・桂やまと「狸の札」)

新横浜コットン亭3(上・桂やまと「百川」)

新横浜コットン亭は今年2024年に復活している。 毎月あるのだが、復活第1回と第3回に続き、今回の第5回へ。 毎月昼夜交互開催で、私は昼のほうが出歩きやすいのである。 演者よりも会場についている状態。まあ、そんなのもいい… 続きを読む 新横浜コットン亭3(上・桂やまと「百川」)

マクラ下手を脱却せよ

月曜日に阿佐ヶ谷で入船亭遊京さんを聴いてきた。 9月下席から志ん橋で真打になる先輩、古今亭志ん松さんについて触れたマクラが最高であった。 遊京さん、常にマクラが楽しい印象。 過去記事を振り返ってみたら、確かに今回のように… 続きを読む マクラ下手を脱却せよ

阿佐ヶ谷アートスペースプロットの入船亭遊京2(下・「壺算」「唐茄子屋政談」)

先輩の楽しいマクラから入った遊京さんの壺算、実に見事な一席。 昨日触れた通り、遊京さんはホームポジションを大事にしている。 ムダに弾まず落ち着いた語りだが、一方で常にハネる余地が設けてある。といいつつ、壺算においてはギリ… 続きを読む 阿佐ヶ谷アートスペースプロットの入船亭遊京2(下・「壺算」「唐茄子屋政談」)

阿佐ヶ谷アートスペースプロットの入船亭遊京2(上・古今亭志ん松真打昇進について)

コーヒーがそろそろ切れてきたので阿佐ヶ谷に出向く。 東京一美味いと私は思ってるコーヒー豆のお店のすぐそばに、芝居の稽古その他に使うスタジオ、アートスペース・プロットがある。そこで月曜日に入船亭遊京さんが落語会を開いている… 続きを読む 阿佐ヶ谷アートスペースプロットの入船亭遊京2(上・古今亭志ん松真打昇進について)

真山隼人「ネンイチはやと!」(下・「勧進帳」)

桂三枝作「鯛」は和食のお店のいけすを泳ぐ鯛たちの物語。 いかに料理人の掬う網から逃れて長生きするかがテーマ。 文枝師の創作落語の中では実に珍しい擬人化の噺。東京でも柳家はん治師が掛けている。 隼人師によると、なにせ魚の話… 続きを読む 真山隼人「ネンイチはやと!」(下・「勧進帳」)

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カテゴリー: 日記

真山隼人「ネンイチはやと!」(上・「鯛」)

24日土曜は、行きたいところが目白押し。 もともとスケジュールには、「文鹿・ぽんぽ娘兄妹会」を入れていた。 非常に興味ある人たちだが、会場がしばらく続けて出かけたらくごカフェなのがちょっと。 お寺でやってる「花いち・圭花… 続きを読む 真山隼人「ネンイチはやと!」(上・「鯛」)

林家三平「出征祝」(国策落語)

文化放送「長野智子アップデート」で、戦意高揚落語である「出征祝」が流れたという。 ニュースを見てradikoプレミアムで聴こうと思ったら配信期間が終わっていたが、You Tubeに公式音源があったので聴いてみた。 なお当… 続きを読む 林家三平「出征祝」(国策落語)

神田連雀亭ワンコイン寄席56(下・柳家小はぜ「富士詣り」)

昨日聴いた喜太郎さんの前座転がされマクラ、半分以上フィクションだと思っていたのだが、東京かわら版を探ってみたら該当する会を見つけた。 17日のなかの芸能小劇場、桃之助師の独演会に喜太郎さん出ていた。 そして転がし前座はや… 続きを読む 神田連雀亭ワンコイン寄席56(下・柳家小はぜ「富士詣り」)