オウム返しという言葉、私は落語でしか使わない。 だがオウム返しで検索しても、落語の関連記事は出てこない。世間では、瞬間的に相手の言葉を反復する行為を言う。 落語におけるオウム返しは、世間一般で使う用例からは実は大きく離れ… 続きを読む オウム返しをしたくなる理由、わからなくてもいいじゃないか
月: 2024年8月
新横浜コットン亭3(下・桂やまと「狸の札」)
過去に聴いた百川の書き残しを自分の記事で読み、改めてやまと師の百川がいかに優れているか実感した。 「関係ない要素がたまたま一致した」点を噺の肝、快としないのはエポックではなかろうか。 序盤から「ぴゃ」と返事をしながら座敷… 続きを読む 新横浜コットン亭3(下・桂やまと「狸の札」)
新横浜コットン亭3(上・桂やまと「百川」)
新横浜コットン亭は今年2024年に復活している。 毎月あるのだが、復活第1回と第3回に続き、今回の第5回へ。 毎月昼夜交互開催で、私は昼のほうが出歩きやすいのである。 演者よりも会場についている状態。まあ、そんなのもいい… 続きを読む 新横浜コットン亭3(上・桂やまと「百川」)
マクラ下手を脱却せよ
月曜日に阿佐ヶ谷で入船亭遊京さんを聴いてきた。 9月下席から志ん橋で真打になる先輩、古今亭志ん松さんについて触れたマクラが最高であった。 遊京さん、常にマクラが楽しい印象。 過去記事を振り返ってみたら、確かに今回のように… 続きを読む マクラ下手を脱却せよ
阿佐ヶ谷アートスペースプロットの入船亭遊京2(下・「壺算」「唐茄子屋政談」)
先輩の楽しいマクラから入った遊京さんの壺算、実に見事な一席。 昨日触れた通り、遊京さんはホームポジションを大事にしている。 ムダに弾まず落ち着いた語りだが、一方で常にハネる余地が設けてある。といいつつ、壺算においてはギリ… 続きを読む 阿佐ヶ谷アートスペースプロットの入船亭遊京2(下・「壺算」「唐茄子屋政談」)
阿佐ヶ谷アートスペースプロットの入船亭遊京2(上・古今亭志ん松真打昇進について)
コーヒーがそろそろ切れてきたので阿佐ヶ谷に出向く。 東京一美味いと私は思ってるコーヒー豆のお店のすぐそばに、芝居の稽古その他に使うスタジオ、アートスペース・プロットがある。そこで月曜日に入船亭遊京さんが落語会を開いている… 続きを読む 阿佐ヶ谷アートスペースプロットの入船亭遊京2(上・古今亭志ん松真打昇進について)
真山隼人「ネンイチはやと!」(下・「勧進帳」)
桂三枝作「鯛」は和食のお店のいけすを泳ぐ鯛たちの物語。 いかに料理人の掬う網から逃れて長生きするかがテーマ。 文枝師の創作落語の中では実に珍しい擬人化の噺。東京でも柳家はん治師が掛けている。 隼人師によると、なにせ魚の話… 続きを読む 真山隼人「ネンイチはやと!」(下・「勧進帳」)
真山隼人「ネンイチはやと!」(上・「鯛」)
24日土曜は、行きたいところが目白押し。 もともとスケジュールには、「文鹿・ぽんぽ娘兄妹会」を入れていた。 非常に興味ある人たちだが、会場がしばらく続けて出かけたらくごカフェなのがちょっと。 お寺でやってる「花いち・圭花… 続きを読む 真山隼人「ネンイチはやと!」(上・「鯛」)
林家三平「出征祝」(国策落語)
文化放送「長野智子アップデート」で、戦意高揚落語である「出征祝」が流れたという。 ニュースを見てradikoプレミアムで聴こうと思ったら配信期間が終わっていたが、You Tubeに公式音源があったので聴いてみた。 なお当… 続きを読む 林家三平「出征祝」(国策落語)
神田連雀亭ワンコイン寄席56(下・柳家小はぜ「富士詣り」)
昨日聴いた喜太郎さんの前座転がされマクラ、半分以上フィクションだと思っていたのだが、東京かわら版を探ってみたら該当する会を見つけた。 17日のなかの芸能小劇場、桃之助師の独演会に喜太郎さん出ていた。 そして転がし前座はや… 続きを読む 神田連雀亭ワンコイン寄席56(下・柳家小はぜ「富士詣り」)