月: 2016年11月
立川談吉「ピッケル」
BSトゥエルビで、「ミッドナイト寄席」という番組をやっている。二ツ目、それも年数の短い若手を多く集めている企画ものである。 二ツ目の落語を聴く機会は、それほどはないのでありがたい。私の通っている「寄席」では、二ツ目さんは … 続きを読む
「大工調べ」の訴訟論
お白洲ものの落語がある。 「大工調べ」「帯久」「三方一両損」「佐々木政談」「鹿政談」など。変わったところでは、もっぱら入船亭扇辰師が手掛けている「さじ加減」などという噺がある。 本来、お奉行さまがいちいち訴訟を指揮するわ … 続きを読む
三遊亭白鳥「ナースコール」
ナースコール/死神 三遊亭白鳥師匠。 何度か当ブログでは書いているのだが、この人こそ「落語」を次世代につないでいく立役者である。「新作落語」にとどまらず「落語」全体を。 「新作落語」も「古典落語」も、その世界観は共通であ … 続きを読む
続・柳家小三治を批判的に聴く
先日、<柳家小三治を批判的に聴く>ということに取り組んでみた。苦手な噺家を毛嫌いするのではなく、立ち向かっていくことで、いろいろ見えてきたものがあり個人的には非常にいい体験だった。その結果、普通に聴けるようにはなった。た … 続きを読む
「NHK新人落語大賞」の桂三度
NHK新人落語大賞で観た、桂三度さんの落語について。敬称は「さん」でいいでしょうか。 当ブログでは、実名を出した批判はなるべく避けるようにしている。権威ある人に対しては別として。 ただの好き嫌いを正当化した牽強付会の文章 … 続きを読む