池袋演芸場28 その4(柳家小平太「二階ぞめき」)

そして仲入りは代演の柳家小平太師。 正蔵師の代演とは出世だ。 「冷やかし千人、客百人、間夫が十人、いろ一人」というフレーズを振る。 このフレーズ自体あまり聴かないけども、ひやかしの噺というのは二階ぞめきだろうと。 吉原大… 続きを読む 池袋演芸場28 その4(柳家小平太「二階ぞめき」)

池袋演芸場28 その3(柳家さん助「夏の医者」)

続いて代演、柳家さん助師。 60代のベテラン師匠に見える47歳。 昔の医者を軽く振って、夏の医者へ。 そろそろシーズン終了を迎える噺だ。年中できそうな雰囲気だが、強引な地口のサゲを替えない限り夏にしかできない噺。 まあ、… 続きを読む 池袋演芸場28 その3(柳家さん助「夏の医者」)

池袋演芸場28 その2(池袋珍品尽くし「唖の釣り」「松竹梅」)

まったく失念していて昨日は書かなかったのだが、コロナ罹患の三三師は、前日の27日より復帰したばかり。 だからそもそも、このぽっかぽっか寄席の前半(仲入り)は全休であった。 客の私のほうも、コロナ明け初の出動。8月はずっと… 続きを読む 池袋演芸場28 その2(池袋珍品尽くし「唖の釣り」「松竹梅」)

池袋演芸場28 その1(代演だっていいじゃないか)

金曜日の〆切と土曜日の〆切を、ひいひい言いながらなんとかこなす。 このあとも月末の〆切が複数あるのだが、この日曜日ぐらいはゆっくりしたい。 そぼふる雨の中、珍しく日曜の寄席へ。 ホームグラウンドの池袋演芸場。もっとも最近… 続きを読む 池袋演芸場28 その1(代演だっていいじゃないか)

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カテゴリー: 寄席

春風亭一之輔「麻のれん」

先日罹ったコロナとは特に関係なく、いつにない分量の仕事が来たためブログの更新が滞っております。 仕事がないよりはずっといいのだが、毎日〆切に追われて外に行けませんし、書く時間もありません。 ただ、テレビの落語はいっぱい録… 続きを読む 春風亭一之輔「麻のれん」

マンガと落語の共通点(下)

よくできた落語とよくできたマンガとの共通項につき、いきなりひらめいたのであった。 そして小説はというと、意外と共通点が薄いことも。 落語では、人物の背景をほとんど語らない。 そしてマンガも意外なぐらい背景を語らない。読者… 続きを読む マンガと落語の共通点(下)

Happy People Make Happy Horse(落語界の育成を競馬から考える)

競馬はお好きですか。 競馬と落語、第2弾です。第1弾はこちら。 かつては20年間にわたって競馬に熱中した私だが、やめて10年以上経つ。 別にギャンブル依存症から立ち直ったとかそういうキツい話ではない。あるとき古い風船がし… 続きを読む Happy People Make Happy Horse(落語界の育成を競馬から考える)

【虎の威を借る狐】近頃の立川雲水

本業がツイッターで自民と維新を上から罵ること。別に左翼陣営の仕事を褒めたりはしない。 まれにある副業が落語。 そんな噺家が、立川雲水。 馬鹿にしていた弟弟子、談慶はいまやインテリ売れっ子文筆家となり、その活躍を日々羨むの… 続きを読む 【虎の威を借る狐】近頃の立川雲水