金曜日の〆切と土曜日の〆切を、ひいひい言いながらなんとかこなす。
このあとも月末の〆切が複数あるのだが、この日曜日ぐらいはゆっくりしたい。
そぼふる雨の中、珍しく日曜の寄席へ。
ホームグラウンドの池袋演芸場。もっとも最近は国立演芸場のほうが頻度高いのであるが。
池袋の下席昼席は、落語協会固定の芝居。普通の寄席より時間が短く、2,000円と安い。
私の大好きな席だ。
ただいまこの記事を、池袋演芸場のビル2階にある喫茶店、「カフェ・ド・巴里」でしたためております。
実はここ、初めて入った。長年池袋に通っていて、初めて。
池袋のテケツと地下入口との間にある、エスカレーターを昇った先である。
噺家さんでもいて、書きものでもしていたら楽しいなと思ったが、いない。
昔昔亭桃太郎師ぐらいだったら、いても不思議ないけど。もっとも今日は落語協会の席だが。
コーヒー600円。まあ、コメダと同等だ。
コーヒーはなかなか上等でよろしいな。
寄席に来ているこんな日は、聴き終わってからブログを「撮って出し」にすることが多い。
今日はもう、開場前に書き上げてアップしてしまおうと思う。
そのため、雑談100%ですがご容赦を。
最近ブログの更新が滞り気味なのだが、だからといってアクセスも別に減らない。
今までアホみたいに更新しすぎたのかな。まあ、今日からは毎日続き物になりますけども。
この8月下席は「ぽっかぽっか寄席」というタイトルが付いている。なんのこっちゃ。
林家正蔵、柳家三三の両師匠が交互にトリを取る。毎年恒例であるが、昨年は正蔵師単独だったと記憶する。
事情はまったくわからないが、とりあえず今年は三三師復帰ということらしい。
そしてそもそも、三三師は池袋への出演が極端に少ない。いかなる摩擦があるのか(ないのか)はわからない。
師匠の小三治は毎年夏に池袋でトリ取ってたわけで、ますます不可解。
おかげで私も、一流どころの噺家にしては珍しく、めったに遭遇しない人だ。
昨年の末広亭以来。
前半と後半でトリを分けていて、後半であるこの日のトリは三三師。
三三師のトリの際は、正蔵師は仲入り。
なのだが、この日は正蔵師、「平塚特選寄席 兄弟落語&なかよし漫才」という会に出演しており、休演。
出演者は正蔵、三平、おぼんこぼん、ナイツ。
ははあ、それでなかよし漫才ってか。
日曜に休演があるのは当たり前。そんなことで文句は言わない。
だいたい、寄席の主任の依頼なんて、スケジュールが埋まった最後に入るのだ。この席については毎年恒例だから正蔵師も配慮はするだろうけども、それでも落語会だって大事だ。
だが、正蔵師の代演に驚く。柳家小平太師だって。
代演とは、同格の人を送り込むのが本来ルール。中には「同格ということにはなっているが人気実力は段違い」というケースもあるが。
落語協会副会長である林家正蔵師の代演が、寄席のトリを恐らく一回しか取っていない若手の小平太師とは、格違いもはなはだしい。珍しい代演もあったものだ。
でも私、小平太師好きなんですよ。だからいいじゃないか。
そして、金原亭馬玉師も休演。日本橋亭の、「古金亭ふたたび」に出番があるためである。
少々残念だが、この代演が、小平太師の兄弟子であるさん助師。この人も好きだから、いいです。
あと、のだゆきさんも休演で、代演はホンキートンク。
寄席の代演は、ちゃんと公式サイトに出ているから、あらかじめ調べておきたいものです。
もっとも池袋公式の記載、間違ってることがあるけどな。落語協会公式のほうが確実。
代演だらけの寄席以外に、今日行こうかと思った場所はいくつかある。
結構迷ったのが、横浜にぎわい座(B2F)の「ただの野球好き」。三遊亭ときん、古今亭駒治の二人会。
駒治師の野球落語好きなんだ。
あと、今日の池袋に出ている柳家小もんさんたちの同期会が、稲荷町の中華料理屋「一番太鼓」である。
「稲荷町の乱闘」という、小もん、一花、こはくの同期会。
他には、スタジオフォーの「桂やまと独演会」とか。
落語会はいずれも、前売と当日の料金が違う。悩んでいるうちに予約しそびれた。
そうなると、高い当日料金はもう支払いたくない。
その点寄席はありがたい。まあ、池袋のこの席、割引券もないけれど。
前売り料金設定のない会もある。「春風亭吉好流山落語会」なんてのが当日1,000円。
来春の新真打なのに、一度も聴いたことのない吉好さんを聴きにいこうかなんて一瞬思ったが、つくばエクスプレスで運賃高いので、やめた。
ちゃんとした内容の寄席本番に続きます。