ひろげる鯉朝(上・3協会のまつり、鶴光Love)

金曜日はらくごカフェへ。
瀧川鯉朝師のひとり会(独演会? 勉強会?)「ひろげる鯉朝」。
3席ネタ出し。新作はネタおろしのペコシリーズだそうだ。
不二家のペコちゃん人形が主人公の噺。
何作もあるのだろうが、私が聴いたことあるのは2作。
「街角のあの娘」(2回。サゲが違った)と、「ペコとマリアとゆかいな仲間」。
ペコちゃんは出てこないが、「あいつのいない朝」もシリーズかな。
鯉朝師も好きな人なのだが、1年半ぶり。
前回は池袋のトリだった。

(マクラ)葛根湯、芸協らくごまつり、謝楽祭、彦八まつり、春風亭と瀧川、鶴光love、里光の名前、平林について
平林
(マクラ)笑助と稽古、遊史郎とソープ、宮戸川について
宮戸川(上)
(仲入り)
(マクラ)しのばず寄席、新作の設定縛り
演題未定ペコシリーズ

まあ、盛りだくさんで。
こんな楽しい会がひそかに開かれているのだなあ。
「高座からペットボトルを転がして楽屋の階段に着地させる遊び」などもあり(意味不明)。
久しぶりに鯉朝師の古典も聴いて、この面白さはクセになるなと。
新作の演題は、「ペコとたぬ神さま」なんてどうでしょう。

蓋を開けたらこんなにいらしていただいてありがとうございます。
最初に断っておきますと、あまり喉の調子がよくありません。私の体調管理の失敗ですね。
急に寒くなったりして皆さまは大丈夫でらっしゃいますか?
葛根湯飲んでおけばよかったです。よく効くんですよ。
葛根湯小噺ありますよね。あれの続きを考えました。

「先生、腕が痛いんですけど」「葛根湯お上がり」
「先生、女房が言うこと聞かないんですけど」「葛根湯お上がり」
「先生、弟子を破門したいんですけど」「葛根湯お上がり」

葛根湯は体温上げる効能があるんですね。だから風邪でも胃痛でもなんでも効くわけです。

こないだは芸協らくごまつりでした。
私はもう委員降りたんですけどね。やってたときは師匠がたに時間を指示するのが大変でした。
今回はもう、空いた時間は校庭に出まして、サインしてました。
A4を16分割した色紙がありまして、全部埋めると抽選に参加できるんですね。お遊びですけど。
サインの「瀧川」が画数多いし面倒です。なのでよく、春風亭鯉朝って書いてました。
私のこと知らない人も、サインを頼んできます。そういうときは遊びます。
「江戸家猫八 謝楽祭に来てね」とか書いたりしまして。

今週は謝楽祭があります。毎年午後行ってたんですが、今年は浅草で師匠の芝居に出ているので、午前中に寄らせていただきます。
それから彦八まつりですね。もう私はスタンプラリーみたいなもので、全部行くのをセットにしています。
一度、彦八まつりに行かなきゃ行けなくて、謝楽祭に挨拶だけ行ったことがあります。第1回で、実行委員長は敬愛する喬太郎師匠でした。

「申しわけありません。彦八がありまして」
「ああ、お前はそういう奴だよ。来てくれただけ例を言うよ。あやめ師匠によろしくな」

目を見開いて言うと、喬太郎師匠怖いんですよ
よく考えたら、業界関係者、ファンを含め、私が三つのお祭り、最も多く参加してることは間違いありません。

今日はまず、平林ですよ。
この噺、あんまりやる機会ないんです。高座出ると、最近あったことを喋りたくて仕方ないんですね。
で、気づくと残り8分とかよくありまして。8分だとちょっと厳しいですね。
伏線の塊みたいな噺なんで、抜くところないんですよ。
この噺は笑福亭鶴光師匠に教わりました。
私落語芸術協会ですけども、もともと前の師匠の柳昇が大好きで、柳昇についてきたので芸協なわけでして。
入ってから、あ、この師匠も芸協なんだなと認識したりしまして。
芸協というのは、柳昇の師匠、柳橋が作った協会ですよ。
ですからね、私本流も本流なんですよ。
柳橋、柳昇、瀧川鯉昇、瀧川鯉朝と来るわけです。瀧川が邪魔だな。
で、鶴光師匠も芸協に参加しています。この人はもともと柳昇に誘われて東京の寄席に出るようになったわけです。
ラジオのために東京に来たわけですが、空いてる時間によく寄席に出てました。今ではお歳なので3〜4か月に一度くらいですけども。
鶴光師匠に楽屋でお会いしたときはもう、衝撃でした。
小遊三、ヨネスケといった師匠にも感じない衝撃でした。夢之助師匠、夢丸師匠など売れっ子はいましたが、ああ、テレビの世界の人なんだなという認識でした。
私は小学校1年から鶴光のオールナイトニッポンを聴いてました。カギッ子でしたので、父がトランジスタラジオを買ってくれて。
夜中にちょっとスケベな放送やってると教えてもらいまして。聴いたらそこそこスケベでした。
その鶴光師匠が楽屋にいて、俺のお茶受け取ってくれる。挨拶に返事してくれる。「鶴光と申します。よろしく」なんて名乗ってくれる。
こんな話をその後仲間としてましたら、歌蔵アニさんも言ってました。

「そうなんだよ。俺もずっと聴いてたから。鳥がさ、最初に動いたものをお母さんだと思うのってあるじゃない。あの感覚だよ。鶴光師匠に最初に挨拶したとき、勃起したもん」

うわあ、鶴光ファンの度合については、初めて負けた!

続きます。

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