池袋演芸場27 その6(柳家喬太郎「焼きそば」上)

白熱の池袋、立ち見も出ている。 ついにトリの喬太郎師登場。 「すごい入りだね。平日昼間からね」。 ここで「仕事はどうしたの」とか、余計なことを言う喬太郎師ではない。 私は、昼間来てくれる客を揶揄する噺家の発言を「ヒルハラ… 続きを読む 池袋演芸場27 その6(柳家喬太郎「焼きそば」上)

池袋演芸場27 その5(三遊亭彩大「ウルトラマンじいちゃん」)

白熱の池袋・新作台本まつり。 仲入り後の2席だけ、ちょっと不満が。決して「悪い」わけじゃないです。 新作落語というのは創作も演出も実に難しい。普通にスキが生まれやすいなあと思った次第。 金原亭世之介「鋸雪」 仲入り後のク… 続きを読む 池袋演芸場27 その5(三遊亭彩大「ウルトラマンじいちゃん」)

池袋演芸場27 その4(柳家小ゑん「悲しみは埼玉に向けて」)

柳家花いち「土産話」 仲入りの前という、若手にとって非常にいいポジションを務めるのは昨秋の新真打、柳家花いち師。 昇進後も何度かあった聴くチャンスを逃し、その披露目以来。 順調に出世している。近いうちに、若手が登用される… 続きを読む 池袋演芸場27 その4(柳家小ゑん「悲しみは埼玉に向けて」)

池袋演芸場27 その3(三遊亭天どん「老後が心配」)

林家正雀「きゃいのう」 大ベテランの林家正雀師が真打のトップ。新作台本まつりならではのユニークな顔付け。 正雀師は昔の鹿芝居の話から。 忠臣蔵の五段目その他を、噺家の芝居で出した。 勘平が先代正蔵、定九郎が先代今輔。 勘… 続きを読む 池袋演芸場27 その3(三遊亭天どん「老後が心配」)

池袋演芸場27 その2(三遊亭ぐんま「うしみつであそぼ」)

開口一番、前座のごはんつぶさんの落語「女子高生の設定」は、サラリーマンの休日出勤から始まる。 午後から出社の部長を待ちつつ、文句言いながら仕事するふたりの30代独身社員。 社員Bが社員Aに、今度合コンあるから行こうと声を… 続きを読む 池袋演芸場27 その2(三遊亭ぐんま「うしみつであそぼ」)

池袋演芸場27 その1(寄席の空席についてムダ話)

池袋下席、相当新作台本まつりの25日は柳家喬太郎師がトリ。 喬太郎師は私にとって落語の神さま。せめて年に三度は聴きたいものだ。 この日か、あるいは23日(喬太郎師が仲入り、トリは三遊亭丈二師)のどちらかに行きたいなと思っ… 続きを読む 池袋演芸場27 その1(寄席の空席についてムダ話)

堀之内寄席5(下・春風亭柳若「御神酒徳利」)

堀之内寄席のトリは春風亭柳若さん。遊かりさんより年上の、50歳。 5月からは字を替えて、柳雀で真打だ。 若々しさのかけらもない人だが、落語は上手い。瀧川一門の中でも本格派であって、妙にベテランっぽい。 2018年、最初に… 続きを読む 堀之内寄席5(下・春風亭柳若「御神酒徳利」)

堀之内寄席5(中・三遊亭遊かり「片棒」)

ヤクルトレディの面接にやってくる、格闘技の達人であり女子プロレス世界チャンピオンのよしえ。本名、のぶこよしえ。 ハーレーにまたがりヤクルトを配達するよしえの青春グラフィティである。そうかな。 父の名は「のぶこのぶお」だそ… 続きを読む 堀之内寄席5(中・三遊亭遊かり「片棒」)

堀之内寄席5(上・春風亭昇輔「のぶこよしえ」)

綱渡り的に締め切りを片づけながら、合間に現場へ出向きます。 今日の締め切りはやっつけたが、またあさってには締め切りが。 その割にブログ休んだのは今月1日だけだ。褒めてください。 泡沫ライター風情が売れっ子気取りはいけない… 続きを読む 堀之内寄席5(上・春風亭昇輔「のぶこよしえ」)

新作落語の現在と未来を少しだけ思う

昨日、祝日の21日は「福袋演芸場」に行きたかった。 旗日の昼席開演前にやっている、池袋演芸場の企画ものである。 今回は柳家花飛、林家きよ彦の両二ツ目の作った新作落語5席を、5人で演じたという。 ふたりの作者も演じるが、自… 続きを読む 新作落語の現在と未来を少しだけ思う