柳家小三治を批判的に聴く

「柳家小三治」、生ける人間国宝である。落語協会の前会長であり、春風亭一之輔他の真打抜擢を実行した。 実をいうと私、小三治師匠を特に好んでは聴いていない。私の聴く「落語」というふわふわとしたものの中心にはこの人はいない。 … 続きを読む 柳家小三治を批判的に聴く

国立演芸場1

19日、国立演芸場中席に、三遊亭円丈師を聴きに行ってきました。 私は、落語を聴きたいときはもっぱら寄席に行っている。世間には、落語会というものも実にたくさんあるのに。 なんで寄席に行ってしまうのか、自分でもよくわからずに… 続きを読む 国立演芸場1

新作派の古典落語

私は、幼少の頃から「古典」「新作」をさほど区別することなしに落語を聴いてきている。 当ブログでも、古典落語と新作落語の世界観は共通している、という主張をずっとしている。 理念的にはシームレスだと思っている落語の間に、たま… 続きを読む 新作派の古典落語

二番煎じ

このところ、「日常の世界で通常の登場人物が活躍する落語」を選んで聴いている。 古典落語でも新作落語でも、日常からの飛躍の少ない噺は残りにくいという仮説を立てている。既存の演目につき、「残っている理由」「こうすれば残せる」… 続きを読む 二番煎じ