寄席芸人伝22「六日知らずの六助」

ネタ切れでまた1日休んでしまいました。代わりといってはなんですが、午前0時にアップします。 花王名人劇場のストックなんかそこそこあって、その気になればこれを書くんですけども。 更新休んでもアクセスはそんなに落ちない。なん … 続きを読む

寄席芸人伝21「二六時稽古林家正朝」

電子書籍 2019年以来久々に「寄席芸人伝」を。 さすがに取り上げるエピソードは、もうそうそう残っていない。だが、落語を聴く生活の中で、現実の事象に応じてこのマンガのエピソードをふと思い出す。 志らく弟子降格事件のときは … 続きを読む

寄席芸人伝20「破礼噺花蝶」/噺家の反骨精神について

立川志らくvs.ラサール石井のバトルがヒントになって、先日、落語と「表現の弾圧」との関係を考えてみた。 私の結論は「落語は反骨の芸能などではなく、弾圧の対象でもない。むしろ時代に忖度して生き残ってきたもの」。 ある種、身 … 続きを読む

寄席芸人伝19「晦日の月の助」

2年振りに取り上げた「寄席芸人伝」。続けてもう1日。 今回のエピソードもまた、いずれ取り上げようと思っていたもののひとつ。 第2巻から、第27話「晦日の月の助」。 寄席ではもう少しすると年末モードになってくる。その際に出 … 続きを読む

寄席芸人伝18「師匠とその弟子 柳家百蔵」

なんと、2年振りに「寄席芸人伝」を取り上げる。 第4巻から。第56話「師匠とその弟子 柳家百蔵」。 私の大好きな、落語界の師匠と弟子の関係性の物語。 落語を聴く生活の中で、このマンガの各エピソード、ときどきふっと脳裏をよ … 続きを読む

寄席芸人伝17「五七五之助」

このマンガ、本来原作者のクレジットはないのだが、「honto」など電子書籍の該当ページを開くと「古谷三敏」の名と並んで「あべ善太」という著者名がある。 「あべ善太」、知っている人は知っているだろう。 料理マンガ「味いちも … 続きを読む

寄席芸人伝16「小博奕三好」

前回珍しく、「寄席芸人伝」のエピソードを、共感する対象としてではなく使ってみた。 だがもともと、「寄席芸人伝」の世界自体、非常に緩い。 「厳しい修業に耐えて開花する噺家」というテーマが根底に流れているようでいて、平気でそ … 続きを読む

寄席芸人伝15「横紙破りの橘丸」

電子書籍 久々に「寄席芸人伝」を取り上げる。 「寄席芸人伝」は、よくできた古典落語と同じように、登場人物が記号化されている。 まあ、マンガだから当たり前ともいえるけど。古谷三敏のシンプルな絵、それから同じ顔の人物が設定を … 続きを読む

寄席芸人伝13「大食い大遊」

久々に「寄席芸人伝」を取りあげます。 林家たい平師も、素人時代に愛読していたそうである。噺家がふだん気づかないところを意外と気づかせてくれる書だそうだ。 ただ、「楽屋からそっと高座を覗いて、『あいつ近頃うまくなったねえ』 … 続きを読む