朝枝の会(下・春風亭朝枝「雛鍔」)

隠れ爆笑派の朝枝さんだけあって、客はよく笑う。 しばしば、私と笑いのツボが違うのでオヤと思う。 でも、変なところで笑う変な客が集結しているようには思えない。だからこそ、ズレに違和感。 ここにも春風亭朝枝の類まれな個性が表… 続きを読む 朝枝の会(下・春風亭朝枝「雛鍔」)

朝枝の会(中・爆笑「転失気」珍品「六郷のたばこ」)

前座もなく、いきなり春風亭朝枝さんが登場。 この会は9回目です。野球だったら最終回なんですが。でもまだまだ続きます。 前回までは日本橋人形町の社会教育会館が会場だったんですが、なかなか予約が取れなくなりまして。 今回と次… 続きを読む 朝枝の会(中・爆笑「転失気」珍品「六郷のたばこ」)

朝枝の会(上・隠れ爆笑派「春風亭朝枝」は令和の奇跡)

WBC決勝戦の日に巣鴨スタジオフォーで春風亭朝枝さんを聴いた。 その際もらったチラシを見て、この5月27日の会を予約した。 2か月も前に席取るのは、私には極めてレアなこと。 朝枝さんは将来の落語界を背負って立つホープだが… 続きを読む 朝枝の会(上・隠れ爆笑派「春風亭朝枝」は令和の奇跡)

本八幡の特選落語会 その4(三遊亭好楽「三年目」)

先日急にビッグマックが食べたくなった。 モバイルオーダーで頼む際、オプションが選べる。 オプションで試しにソースを抜いてみたら、これが驚くほど旨かった。 ビッグマックに例えては申しわけないのだが、喬太郎師の「普段の袴」に… 続きを読む 本八幡の特選落語会 その4(三遊亭好楽「三年目」)

本八幡の特選落語会 その3(柳家喬太郎「普段の袴」)

仲入り休憩を挟んで、柳家喬太郎師。 文珍師の使った見台と膝隠しがそのまま。さらにあいびき持参。 寄席で使う釈台ではないので、演者の下半身を完全に覆ってはいない。師があぐらをかいている様子が2階席からは見える。 でもいい。… 続きを読む 本八幡の特選落語会 その3(柳家喬太郎「普段の袴」)

本八幡の特選落語会 その2(桂文珍「携帯供養」これが超一流の仕事だ)

三三師、好楽師のこともdisってたけども。 笑点について、「落語がひとりでできない人たちがやる番組ですね」。 いえ、好楽師が楽屋にいないからではなくて、いるからこそここで言ってるんですよ、いないときに言うとただの悪口でし… 続きを読む 本八幡の特選落語会 その2(桂文珍「携帯供養」これが超一流の仕事だ)

本八幡の特選落語会 その1(柳家三三 逃げ噺としての「お血脈」)

無料のカメイドクロック落語会のあと、江戸川越えて本八幡へ。 平日昼間からビッグネームが集まる会。 この会の名称、主催者のエイフル企画では「市川市文化会館 好楽・文珍・喬太郎・三三」。 ポスターでは「豪華競演!特撰東西落語… 続きを読む 本八幡の特選落語会 その1(柳家三三 逃げ噺としての「お血脈」)

阿佐ヶ谷アートスペースプロットの入船亭遊京(下・「唐茄子屋政談」)

軽く楽しい道灌を終えて、そのままネタ出しの唐茄子屋政談へ。 唐茄子屋政談が好きじゃない最大の原因は、カボチャを売って歩きたくない若旦那を叔父さんが叱りつける場面。 フラフラしていた若旦那の了見が入れ替わるきっかけとなる、… 続きを読む 阿佐ヶ谷アートスペースプロットの入船亭遊京(下・「唐茄子屋政談」)

阿佐ヶ谷アートスペースプロットの入船亭遊京(上・「道灌」)

中央線の阿佐ヶ谷という街に、ちょっとした縁ができた。 極めて一方的な、偶然の縁だ。荻窪でも高円寺でもなく、阿佐ヶ谷。 昨秋はQRコード決済の大型還元が都内で同時に多数あり、杉並区にも繰り返し出没した。 阿佐ヶ谷だとスーパ… 続きを読む 阿佐ヶ谷アートスペースプロットの入船亭遊京(上・「道灌」)

柳家圭花の会(下・「猫久」)

圭花さんの世界のことわざ集、一席の落語に仕立て直したらいいのにと思った。 うんちくものとして登場人物のセリフで語ってツッコむと、古今亭今輔師の落語っぽくなる(例:群馬伝説)。 古典珍品やるなら、新作もいいんじゃないですか… 続きを読む 柳家圭花の会(下・「猫久」)