立川生志「ひとりブタ」を読む

大型連休に入り、といいつつ別に自由業の私にとっては何の関係もないのだが、読書をしてみる。 立川生志師の「ひとりブタ」。もう、2013年の書物。噺家さんの自叙伝としては、圧倒的に面白かった。この面白さは、真打になるまでの、 … 続きを読む

梶原いろは亭 その4(三遊亭らっ好「小間物屋政談」)

仲入り後は再度橋蔵さんから。 マクラで、どんな流れから出てきたのか忘れたが、「梶原いろは亭へはどう行ったらいいんでしょうか」というセリフが出てくる。 訊かれたほうが答えて、「あの、演者は一生懸命やってるけどもいまいち客の … 続きを読む

梶原いろは亭 その3(春風亭橋蔵「だくだく」)

(その1に戻る)(その2に戻る) この日の橋蔵さんのマクラも、やはりつまらないのだった。襲名パーティの際(※圓雀師だろう)、豪勢に、各テーブルに1本10万円のワインが出た。合計100本。するとなにが起こったか。このワイン … 続きを読む

梶原いろは亭 その2(三遊亭らっ好「つる」)

(その1に戻る) 三遊亭らっ好「つる」 高座がずいぶんと高い。演者を見上げる格好だ。らっ好さんは、師匠(好太郎)、大師匠(好楽)のマクラ。なにかにつけ楽しそうな一門。ラッコに似ているのでらっ好と付けてもらったが、二ツ目に … 続きを読む

梶原いろは亭 その1

らっ好 / つる橋蔵  / だくだく(仲入り)橋蔵  / 犬の目らっ好 / 小間物屋政談 1月にオープンしている梶原いろは亭、ようやく行ってきた。キーワード検索で、私の旧ブログにもずいぶん多くのアクセスいただいた。一度行 … 続きを読む

東京かわら版の小泉進次郎

「小泉進次郎」が落語雑誌に登場 評論家曰く“彼は落語の本質がわかってないね”(デイリー新潮) カチンと来た記事。政治家は公人。どうメディアで扱おうが自由だし、当人も批判に甘んじないといけない。だが、公人小泉進次郎をdis … 続きを読む

亀戸梅屋敷寄席9 その4(三遊亭鳳笑「看板のピン」)

その1に戻る 亀戸の冒頭に戻る。前座のしゅりけんさんは「弥次郎」。普通のデキ。しっかりしゃべる人で好感は持っている。 この次の、兼太郎さんの代演に出てきた二ツ目さんが大外れ。初めて聴いた人ではないのだけど、こんなにつまら … 続きを読む

亀戸梅屋敷寄席9 その3(三遊亭萬橘「大工調べ」下)

(「上」に戻る) 萬橘師の超特急スピード啖呵。まだ啖呵の最中なのに手を叩いた客がいた。気持ちはわかるが、最後まで聴いてからにしようや。萬橘師なおも啖呵を続け、言い切ると客のほとんどが嘆息とともに大きな拍手。 啖呵が意味を … 続きを読む

亀戸梅屋敷寄席9 その2(三遊亭萬橘「大工調べ」中)

(「上」に戻る) 萬橘師のマクラは、与太郎つながりで、バナナにトッピングして食べてる客の噺。よく入った客をあっためてから、眼鏡を外して大工調べへ。 ストーリーはサゲを除いて既存の大工調べとおおむね同じなのだが、テーマを完 … 続きを読む