梶原いろは亭 その1

らっ好 / つる
橋蔵  / だくだく
(仲入り)
橋蔵  / 犬の目
らっ好 / 小間物屋政談

1月にオープンしている梶原いろは亭、ようやく行ってきた。
キーワード検索で、私の旧ブログにもずいぶん多くのアクセスいただいた。一度行かなきゃとは思っていたが。

開催日は土日と月~水。

都内で寄席や落語会が目白押しの週末より、平日の昼席(若手の会)を狙って行きたい。
混雑するオープン当初は避けた。その後なかなか行きたい番組がなくて。
二ツ目ふたりで90分務めるという平日昼席、不安な人がひとりいたら嫌だ。

この日は円楽党の三遊亭らっ好さんと、芸協の春風亭橋蔵さん。二人ともキャリアはごく浅い。
らっ好さんは、多数いる二ツ目の中でも私の一押しの人。
橋蔵さんは一度聴いて実力を知っているものの、ちょっとだけ不安。
まあ、大丈夫だろうと。
ちなみに、オープン当初は円楽党メインの顔付けだったのに、今や四派見事に混在している。
落語協会員の林家扇兵衛さんもここを根城にしているようだ。
落語界の未来のためには、バラエティに富んでいるのは悪いことではないんでしょう。

上野東京ラインを尾久で下車。この、都会の秘境めいた駅に降り立つのも初めてだ。
城北というのは、私はあまり縁のない地域。
線路沿いのいろは亭に行ってみると、受付で初めてかと訊かれる。そうだと答えたら、500円の割引券を出してくれた。
そして、今日から値引きしますよとのこと。普通、「次来たときどうぞ」だけどね。
700円で入れてもらって感激。
ちなみに、茶菓子が付くということだったが、これは「都電もなか」一個でした。まあいい。
なんなら400円でお弁当も付くが、今日は遠慮する。

テーブル付きの立派な椅子。
ちょっと難があるのは、入口から見て、左側からしか席に出入りができない。早く来た人が、真ん中に座っていると、その右側が開いていても入りづらい。
まあ、そんなに月曜の昼から人が入っているわけではないけど。
仲入りのときも、トイレ行きづらい。左に座っていると、逆に落ち着かなさそうだ。

開演直後に入ってきた人のおかげでつ離れする。

続きます。


鈴ヶ森/お化け長屋

作成者: でっち定吉

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