4月6日は上方落語の会へ。
上方落語界にも才人が多数いるが、私が最も好きなのが笑福亭松喬師。
東中野のこの会、東京かわら版で見つけて公式サイトを見たらもう満席。
でもキャンセル待ちに引っかかった。
毎年ある会だ。2年前もやはり満席で(キャンセル待ち受付などなく)、結果はるか遠く瑞穂町まで出掛けて扇辰菊之丞を聴いたのを思い出す。
上方落語を扱うとアクセス落ちるのだけ心配。
先日聴いた桂南天師の記事もアクセス低かった。いい内容だったのだけど。
まあ、読者のご機嫌伺いなど意味なし芳一。
500円パスが出てるので地下鉄で。
東中野駅、やたら深い場所にある。長いエスカレーターが高速と低速に分かれている。
地上に出ると、吉澤ひとみ飲酒運転ひき逃げ現場。
ポレポレ東中野はミニシアター。初めてやって来た。
1階カフェ「ポレポレ坐」での落語会。80人程度入って大盛況。
ここでやる他の会は桂梅團治師。そして東京の噺家では柳家あお馬さん。
ワンドリンク付き。開演前にドリンクの列ができる。
ドリンクはビールも選べる。選ばないが。
天井を外してダクトむき出しの、雰囲気ある空間だ。
なんだか、中央線文化が濃厚に漂うイメージ。東中野は快速止まらないけど。
高座には見台が据え付けられ、背後には後ろ幕に見立てた暖簾。
デザインは赤富士で、「笑福亭松喬さん江 贔屓より」とある。
酒盗(ネタ出し)
(仲入り)
蛇含草(ネタ出し)
(仲入り)
抜け雀
一席ごとに休憩入れて、そしてお色直し。
松喬師登場。寄席でやるような初心者向け挨拶は一切なし。
この会も9回目でして。こない続くとは思いませんでした。
秘密倶楽部へようこそ。
私もここのカフェの雰囲気が大好きでして。
宣伝があります。これ、松喬コーヒーと言いまして。長年の友人が作ってくれてます。
私下戸ですねんけど、関西では(後ろ上がりで)ゲコ言いますけど、コーヒー大好きなんです。
私の好みの味作ってもらいました。3回テイスティングしましたからね。
初めに言うときますけど軽い味です。朝ぼうっとしたときに飲むといいんですね。
重いの、苦いのの好きな方はご遠慮ください。
200グラム1,000円でしたんですけど、コーヒーも高騰してまして、180グラム1,000円になりました。
うちの近所のブルーマウンテンのほうが安いというご意見もありましょうが。でもよかったら買ってください。
売れないと持って帰らなあきません。大阪から遠征の方は買わんで結構です。今日は東京のお客さんに。
落語界は最近はさしたる事件もありませんけど。
東京はさん喬師匠が落語協会の会長ですね。
コロナからだいぶ上向いて、お客さん戻ってきましたけどまだ8割程度でしょうかね。
東京もそうらしいですけど弟子志願者が減ってましてね。ちりとてちんやってた頃は弟子入り10人ぐらいいましたけど、今は年間1人ですね。
文楽のほうも国がお金出してるのに養成所に人が来ません。なんでも、太夫に女性を解禁しようという動きがあるそうで。
もともと昔娘義太夫、いわゆるタレギダが大人気だったことがあるんですね、だからいいじゃないかと。
みなさんのお知り合いにも、引きこもってぼうっとしてるのがいましたら、噺家を勧めてください。今はもうパワハラなんかないよと、いいことだけ言ってもらって。
落語は、若い人には響かないんでしょうかね。
関西のほうでは翔ぶトリウィークなんて始まりまして。15年を迎えた噺家をお祝いしましょうという企画ですね。
仁智会長が東京の真打披露目を見て、これはぜひ取り入れようということで始まりまして。
大阪にも真打制度が欲しいという意見はあるんですが、その前に二ツ目制度も前座制度もありません。真打だけちゅうわけに行きまへんのでね。
翔ぶトリウィーク、やっぱり中途半端なんですよ。おめでとうとしか言えまへんからね。
あとは襲名ですね。ひろばちょうばそうばの3人同時襲名ちゅうのがありまして。
それだけ色々持ってかれます。
今私が広めてる話がありまして。
桂二葉さん全国で大人気ですね。情熱大陸にまで出て。
NHK獲ったとき「ジジイども見たか」と叫びまして。私もジジイですし、なんなら米二さんもジジイですけど。
二葉ちゃんは米朝事務所はもう辞めてます。もっと大きい事務所に入ってテレビとか出てますね。
全国の落語会で前座に使ってくれるのが、うちの喬路なんですよ。いつもなんです。
デキとるんちゃうかと。
別にホンマにできとっても構わしまへんけど。
楽しいマクラはまだ続きます。