長井好弘著「新宿末広亭春夏秋冬『定点観測』」

図書館には、古い落語の本が置いてあることがある。そんな一冊を借りてきた。 2000年の出版。この、微妙な古さ、現代との微妙なズレが面白い。 A5版の大きな本であり、実に重い。少しずつ読んでいる。 長井好弘氏は、落語界では… 続きを読む 長井好弘著「新宿末広亭春夏秋冬『定点観測』」

ラジオにおける落語の雑な扱い

昨日は楽しいラジオについて。これは落語の番組。 今日は一般の番組に落語が紛れてきたという話。 一之輔師の金曜あなたとハッピーと、ナイツの帯のおかげで、私のラジオライフはニッポン放送にシフトしている。 でも朝はFM。 ra… 続きを読む ラジオにおける落語の雑な扱い

笑福亭鉄瓶「茶漬幽霊」(ABCラジオなみはや亭より)

落語と関係ないラジオを聴いていて、落語について触れた部分で、ちょっとやるせない気分になった。 その後、大阪ABCラジオの「なみはや亭」を聴いていて、今度は実にいい気分になった。 いい気分のラジオのほうを先に出します。明日… 続きを読む 笑福亭鉄瓶「茶漬幽霊」(ABCラジオなみはや亭より)

【落語の記事はお休み】理屈が通らない世の中について

私は理屈を極めて大事にする人間である。 理屈を突き詰めた結果、感情のほうを修正することだってある。だがその逆は固く自分に戒めている。 堀江貴文(あんまり愛称では呼びたくないですな)と尾道の餃子屋の騒動は、なんだありゃ。 … 続きを読む 【落語の記事はお休み】理屈が通らない世の中について

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カテゴリー: 日記

スタジオフォー四の日寄席3(下・古今亭駒治「オコッペ本線」)

仲入りの初音家左橋師は、百川。 過去2回来たこの会、いずれも左橋師がトリで、それぞれ見事な大ネタを聴いた。 だが百川という噺はなあ。なんだか、聴けば聴くほど飽きてくる。誰のでも。 どうしたもんでしょう。 噺がよくできすぎ… 続きを読む スタジオフォー四の日寄席3(下・古今亭駒治「オコッペ本線」)

スタジオフォー四の日寄席3(中・蜃気楼龍玉「夏泥」)

2番手は代演の蜃気楼龍玉師。 代演についてはなにも語らない。さっそく泥棒のマクラへ。 ウケない小噺の代表、仁王を振る。もちろん、客席もこんなので盛り上がったりはしない。 「真打といってもこんなものです」と自虐を吐いてから… 続きを読む スタジオフォー四の日寄席3(中・蜃気楼龍玉「夏泥」)

スタジオフォー四の日寄席3(上・隅田川馬石「堀の内」)

堀の内 馬石 夏泥 龍玉 百川 左橋 (仲入り) 猫と金魚 権之助 オコッペ本線 駒治   ネタ不足が続いている。 今日も撮って出し。巣鴨スタジオフォー四の日寄席を聴いた直後、西巣鴨駅のマックで書いております。… 続きを読む スタジオフォー四の日寄席3(上・隅田川馬石「堀の内」)

寄席の漫才を充実させる

池袋に小せん師を聴きに行き、4日間にわたってその模様をお届けしたところである。 池袋の下席昼席は、落語協会固定の席。時間が短く、その分安い。私はこの特殊な席に、高い確率で通っている。 昼席から夜席の仲入りあたりまで居続け… 続きを読む 寄席の漫才を充実させる

池袋演芸場23 その4(柳家小せん「ねずみ」)

ヒザは楽一師。以前はバックライト付きで見せていたが、一般的な紙切りスタイルになっている。 緩い紙切りはとても楽しく、寄席のヒザに最適。そしていつの間にか客席を支配してしまう。 彦いち師がマクラで振っていた「熊殺し」がお題… 続きを読む 池袋演芸場23 その4(柳家小せん「ねずみ」)

池袋演芸場23 その3(橘家文蔵「手紙無筆」)

柳家小満ん「締め込み」 仲入りは柳家小満ん師。私はなんと3年振りである。不思議だが。 自分自身のマクラを語らない、最後の世代の人だろう。 泥棒小噺4連発。「足の速い泥棒」「○番番頭縛り」「仁王」「鯉が高い」。 久々に、泥… 続きを読む 池袋演芸場23 その3(橘家文蔵「手紙無筆」)