日本語の誤用・・・「御の字」と「大工調べ」

唐突だが、「日本語の誤用」にちょっとモノ申したい。 最近、「ちげーよ」と、古典落語の登場人物に言わせていた若手を続けて2人見た。 なんとなく江戸っ子っぽいけど、そんな言葉、昔はありません。あえていうなら「違わあ」かな。 … 続きを読む 日本語の誤用・・・「御の字」と「大工調べ」

脱税とパンケーキと立川雲水

チュートリアル徳井の申告漏れの件。残念無念。 ナイツ塙と一緒にやっている「球辞苑」のファンなのだ。 野球もシーズンオフに入り、もう数本収録しているのだと思われる。 お蔵入りか。取材を受けた選手が気の毒である。 というか番… 続きを読む 脱税とパンケーキと立川雲水

寄席芸人伝20「破礼噺花蝶」/噺家の反骨精神について

立川志らくvs.ラサール石井のバトルがヒントになって、先日、落語と「表現の弾圧」との関係を考えてみた。 私の結論は「落語は反骨の芸能などではなく、弾圧の対象でもない。むしろ時代に忖度して生き残ってきたもの」。 ある種、身… 続きを読む 寄席芸人伝20「破礼噺花蝶」/噺家の反骨精神について

落語と「表現の弾圧」(下)

戦争が起きなくても、ある落語の寿命が尽きるということはごく普通にある。 当ブログでこの例としてたびたび取り上げている落語がひとつある。「お釜さま」という噺。 人情噺の「藪入り」の原型である。 奉公に出された小僧が、番頭に… 続きを読む 落語と「表現の弾圧」(下)

落語と「表現の弾圧」(中)

表現の自由を、自分の好き嫌いで論評できるし、する資格があると思っている傲慢な立川志らく。 この人に与する気はない。 だからといって、落語を反権力、反権威のために存在すべきものだと勝手に定義づけたうえで、「噺家の癖に表現の… 続きを読む 落語と「表現の弾圧」(中)

落語と「表現の弾圧」(上)

立川志らくという人に、落語界を代表して欲しくはないといつも思っている。 いいほうで代表として持ちあげる人はいない。悪いほうの例に取り上げて「最近の落語家は・・・」という人ならたくさんいる。 この人がTVタレントとしてやっ… 続きを読む 落語と「表現の弾圧」(上)

立川志らくの評判(下)

志らくが、落語が下手だと論じる記事に戻る。 説得力に欠ける記事の内容ではあるが、落語界の共通認識を書き記しているのは事実。 ただし、「落語の稽古時間」が削られるから志らく本人にとってマイナスだという論評は、取ってつけたよ… 続きを読む 立川志らくの評判(下)

立川志らくの評判(上)

私は春風亭一之輔師のラジオ2番組を毎週聴いている。 もちろん私は落語好き。一之輔師の本業に対し、それは高い敬意を払っている。だがそれとは別に、ラジオパーソナリティとして師が好きになっている。 さて、メディアの世界では、さ… 続きを読む 立川志らくの評判(上)

松尾貴史の落語をTVで聴く(下)

松尾貴史のマクラのトーク、披露する場が落語の番組でなく、情報番組やラジオだったとするなら、面白おかしく、すんなり聴ける内容である。 控除率というものの数字のまやかしを、のび太からカツアゲをするジャイアンに置き換えて説明し… 続きを読む 松尾貴史の落語をTVで聴く(下)

松尾貴史の落語をTVで聴く(上)

TVの落語は、残しておくかどうかの判断の前に、とりあえず録画はしておく。 いっぽうで、そもそも録画が不能なTV落語も相当にある。 たまの無料放送時を除いてCS放送は録画できない。録画のために、専用機器を導入する気まではな… 続きを読む 松尾貴史の落語をTVで聴く(上)