落語大会不正問題

【春風亭昇太も困惑する愛弟子・昇吉の「八百長疑惑」】 Web上に出ていたニュース。 3月の事件である。なんで今ごろ報道されるのだろうか。全然知らなかった。 「八百長」とは、また穏やかではないですな。他の噺家から優勝を買っ… 続きを読む 落語大会不正問題

歌舞伎「魚屋宗五郎」と落語「妾馬」

金曜日は歌舞伎座に行ってきた。 ネタにする気はなかったのだけど、落語絡みで拾えましたのでこれについて。 歌舞伎座は相変わらず、平日から大混雑。外国人観光客も多い。 貧乏人の私にも、幕見は優しい。 「團菊祭五月大歌舞伎」。… 続きを読む 歌舞伎「魚屋宗五郎」と落語「妾馬」

丁稚的落語を聴く生活

私は今、月に二度程度落語を聴きにいく生活を送っている。ほとんどが寄席である。 落語会のチケットを買っておいてその日を楽しみにする、ということはまったくしていない。 志の輔師や談春師など、生で聴かずに一生を終えそうだ。こち… 続きを読む 丁稚的落語を聴く生活

(小ネタいろいろ)小三治鼻濁音/高橋維新/志らくのマクラ

柳家小三治著「落語論」で取り上げられていた「鼻濁音」について先日書いたが、検索してみるといろいろ面白いネタも見つかる。 立川談四楼師の過去のツイートによると、かつて小三治師、楽屋で「鼻濁音の小三治」と言われていたそうであ… 続きを読む (小ネタいろいろ)小三治鼻濁音/高橋維新/志らくのマクラ

続・柳家小三治を批判的に聴く

先日、<柳家小三治を批判的に聴く>ということに取り組んでみた。苦手な噺家を毛嫌いするのではなく、立ち向かっていくことで、いろいろ見えてきたものがあり個人的には非常にいい体験だった。その結果、普通に聴けるようにはなった。た… 続きを読む 続・柳家小三治を批判的に聴く

2016NHK新人落語大賞雑感

毎年恒例の新人落語大賞、結果を知らない状態で、録画を見ました。 落語でもお笑いでも、採点による賞は、自分の「好き嫌い」と「客観的評価」との区別をきちんとつけて観ないと楽しめない。 誰かに受賞して欲しいと思ってしまうと、も… 続きを読む 2016NHK新人落語大賞雑感

落語はなぜひとりで演ずるのか

【2019/3/5改稿:関係者の名前を匿名にしていたのですが、別に意味がないので実名にしました】 柳家小ゑん師匠のツイッターをまとめて読んでいたら、ひとの商業コラムへのリンクがあった。 <一人で全部を演じる「落語」は本当… 続きを読む 落語はなぜひとりで演ずるのか

柳家小三治を批判的に聴く

「柳家小三治」、生ける人間国宝である。落語協会の前会長であり、春風亭一之輔他の真打抜擢を実行した。 実をいうと私、小三治師匠を特に好んでは聴いていない。私の聴く「落語」というふわふわとしたものの中心にはこの人はいない。 … 続きを読む 柳家小三治を批判的に聴く

新作派の古典落語

私は、幼少の頃から「古典」「新作」をさほど区別することなしに落語を聴いてきている。 当ブログでも、古典落語と新作落語の世界観は共通している、という主張をずっとしている。 理念的にはシームレスだと思っている落語の間に、たま… 続きを読む 新作派の古典落語

星新一の落語エッセイ

私は、小学生の頃から作家、故・星新一を読んできている。 多くの人が、中学生になって「読書くらいしなければ」と思って読み出し、短期間熱中し、いずれ顧みなくなるという作家である。 私にとっては依然、偉大な作家であり続ける。 … 続きを読む 星新一の落語エッセイ