寄席四場は、落語協会と落語芸術協会とが交互に定席を開催している。
鈴本演芸場は昔喧嘩して以来落語協会専用だけども。
池袋演芸場は下席が落語協会固定なので、定席の比率は2:1。
浅草と新宿は、完全平等である。
休館中の国立演芸場は代替開催を実施しているが、5日間開催になってしまったのでちょっと外すとして。
落語協会と芸術協会は、現在8:4という開催比率ということになる。
芸術協会には上野広小路亭があるから、広義の寄席ということだともう少し差は縮まるが。
ともかく、東京の落語好きが寄席に行く際、落語協会と芸術協会との比率が2:1だったら、実に平等に通っていると言えるわけだ。
2024年の私はどうだったかな。寄席四場の比率を確かめてみます。
2024年はこんな定席に出かけた。
- 池袋1月下席(落協・主任:金原亭馬治)
- 新宿3月上席(芸協・主任:笑福亭羽光)
- 池袋3月中席(落協・主任:柳家花いち)
- 池袋6月下席(落協・主任:三遊亭白鳥)
- 浅草8月上席(芸協・にゅうおいらんず)
- 池袋9月下席(落協・主任:柳家㐂三郎)
- 鈴本10月中席(落協・主任:柳家喬太郎)
- 池袋11月上席(芸協・主任:瀧川鯉朝)
寄席四場の比率は、「落語協会5:芸術協会3」でした。
やや芸協優勢といえる。
ちなみに国立演芸場の代替公演に関しては、「落語協会1:芸術協会2」であったので、実質的な差はさらに縮まる。
今年は芸協に多く行った気がしていたが、実証できた。
最後、12月中席の柳家蝠丸師の席に結局行かなかったのだが、行っていればまだ芸協が増えた。
2025年はこの比率、落語協会にやや揺り戻しそう。
真打の披露目が、落語協会のほうが充実してるからである。
とくに秋。
ちなみに、落語協会の席に関しては、相変わらず柳家偏重かもしれない。
気にはなってるのだけども。
でも、柳家で聴きたい人がまだまだ多数いるのも事実であって。
披露目もそうだ。花緑一門から3人も真打に昇進する。
池袋が5回。国立が閉まってしまうと、やはり私は池袋が最も好きなのであった。
サイズ的にも落ち着くねえ。
今年は夜席にももう少し行きたいものである。
昼夜通しの居続けももう少しやりたい。
1年最後の記事、少々短めですが。
2025年もでっち定吉、どうぞよろしくお願いします。