今日は小ネタです。小ネタというか、雑文ですね。いつもそうだけど。
数日前のニュースだが、五街道雲助師がコロナ罹患とのことで。
ショックだが、ワクチンを1回接種していたため軽くて済んでいる様子。
人によってはこの事実から、「ワクチンなんか打ってもダメだ」「打たないほうがいい」という結論を引っ張ってきたりする。いったいどういう感覚なのか。
馬風師、雲助師の弟子の白酒師、鈴本に詰めていた前座数名など、東京の落語界でコロナ感染するのは落語協会ばかりだ。たまたまだろうが。
知らなかったが、二ツ目の古今亭始さんも昨年末に患者になっていたそうで。
上方のほうでは、小文枝師に、八光師。
寄席を救うためのクラウドファンディングはなかなか好調とのこと。
私はまだ出してません。なるべく直接足を運ぶので、ご勘弁ください。
クラファンやってるいっぽうで、かわら版で割引してもらうのは気が引けるけど、持ってるのに出さないのも変だ。
まあ、数行けばいいでしょう。
幸い行きたい席が目白押し。
今やっている5月下席から、さっそく行きたい。鈴本下席は、隅田川馬石師の連日長講。
6月上席も、よりどりみどり。
浅草前半の夜が遊雀師、末広亭の昼が小ゑん師、池袋夜が喬太郎師、国立が彦いち師。
どれに行こう。
6月は本来なら、第一月曜が寄席の日である。池袋や新宿、浅草では半額だったのだ、一昨年まで。
もう、そんな日の存在、誰も覚えていないか。
鈴本は月曜定休だしな。
6月は中席に入っても、末広亭の昼が文治師。昨年、末広亭に4年ぶりに出向いたのがこの席。
末広亭のよさに改めて気づかせてくれた記念すべき席だ。その後二度行っている。
そして夜は、ひと月延長となった芸協の真打披露目。昇々さんの披露目には行きたい。
あいにく入替制なので居続けは不可。
その、昨年の末広亭夜席主任は、三遊亭圓馬師だった。
披露目が割り込んで、いったいどういう調整があったのかわからないが、今年の圓馬師は池袋中席夜のトリを取っている。
その池袋の番組を見たら、圓馬師が破門した弟子が顔付けされている。
え、こんなことってあるの?
破門ということは、一門から追放ということでもあるから、そうそう師匠の番組に顔付けなどできないと思う。ということは、許されたのかな。
このように、内幕というものはファンからすると不明のままであることが多いものである。
知らないことまで詮索しないほうがよさそうだ。
芸協らくごまつりは配信。ちょっと忙しくなってきて、生では見なかった。今になって見ている。
ネタが見つかったらご紹介します。
最後に、一本立ちしないネタでも入れて終わりにします。
本業のライターのほうで書いたものが、最近ヤフーによく転載されている。転載の基準は知らない。
すごい売れっ子ライターなのかと思われたかもしれないが、私が執筆しているメディアとヤフーが提携しているだけである。
売れっ子になりたい。
さて、ヤフーに載るということは、どういうことか。好き勝手なコメントを付けられるということなのである。
一之輔師が以前マクラで語っていた。朝日新聞に書いたものがヤフーに転載され、「というかこの人は誰でしょう」など好き勝手を言われるという。そのバカさ加減に立腹する一之輔師。
書き手の社会的認知度は大きく違うものの、同じ立場からものを語る日が来るとは思わなかった。
コメントは「曲解」「重箱の隅」「マウンティング」の嵐である。
わかりやすい例を挙げてみる。実際のコメントをヒントにしたフィクションだが。
私がクレジットカードの「リボ払い」について書いたものがヤフーに転載される(実際の記事ではない)。
リボ払いは利息が雪だるまになるので評判悪いし、危険。しかし、リボ払いを活用することで、キャンペーン報酬が得られることもある。そんな内容が出たと思ってください。
お得にカードを使うヒントを差し上げる、有益な記事である。
その記事に対して、「つまらん記事だ。リボ払いは利息が増えるから危険だ」という内容のコメント。
アホか。貴様のコメントの内容、すべて先取りして先刻記載してあるわ。
また別のコメント。「手数料の出るリボ払いより、これこれこうやって払うほうが得」。
さらにアホの度合が高い。キャンペーンで儲けるのがミソなのに。
最終的には、「このライターはリボ払いに詳しくない」。
何の根拠があるんじゃハゲ。
まあでも、こうしたコメントの多くついた記事のほうが、評判はいいみたい。
誰の関心も呼ばない記事よりは、悪コメントでも、関心が集まったほうがいい。それが世の常。
転載元のサイトでアクセスが特に多くなかった記事が、ヤフーのほうでコメントがたくさん付くなんてこともある。無駄ではなかったのだと思う。
先日取り上げたJR乗車拒否騒動絡みでもあるが、あいちトリエンナーレの津田大介氏が、ヤフーコメントは人権侵害がはなはだしいと苦言を呈している。
もちろんひどい言葉を用いて、他人の人権を傷つけるのはよろしくない。
だが、大多数のコメントは、議論の活発化に資するものと思うがな。
今回に関しては私も被害者なのだが、かろうじてそう思った。
だからといって、当ブログに冷やかし満載のコメント付けられるのも困りますけどね。