例年だと9月中に発表される、落語協会新作台本の予選通過、なんと10月10日にようやく発表だった。
コンクールの情報を求める方が、連日10件くらい検索で私のブログに起こしになった。
応募のため落語を初めて書いた私も、一抹の期待はしていたが、ダメだった。
入選者には先に連絡行ってるんでしょうね。
「微笑亭さん太」さんなど、一種のプロ作家さんが毎年投稿して入賞したりするのだから、レベルは非常に高いコンクールだ。
冷静に考えて落ちたのは当然だが、最後の10本だか13本だかに入っていたかどうかのほうが、私は気になっている。
毎年選考の模様を詳細にブログに書いて下さる、世之介、時蔵両師匠が今年は全作品読んでいらっしゃらないようなので、このまま選考の様子は不明のまま終わるのかもしれない。
それでも、円丈、小ゑん、正雀、清麿、丈二、粋歌というレジェンドたちが私の作品読んでくださったのだと思うと嬉しい限り。
もっとも、円丈師も小ゑん師も、話にならないレベルの落語を大量に読まされる哀しさをたびたび発信している。そちらの側に分類される作品でないといいのですがね。
落選した二作については、改稿のうえ順次当ブログに掲載します。
どちらも、若干落語界に絡んだネタ。趣味が落語なもので自然にそうなってしまうのだが、小ゑん師の言う通りプロの噺家が審査する募集に出すものとしては愚行だった。
しかも一本は「またか」と思われる神さまネタだし。
だがブログに載せる分には、この二点はさして問題ない。
来年の応募のことは考えないで創作は続けていくつもりだが、応募するときは「落語ネタ」だけは避けよう。
明日からは、10月7日の「昭和大学名人会」について、4回予定。
その後、「落語の説明過剰について」という考察を「丁稚の落語論」として書きたい。
他にもネタはたくさんある。どれから先に出すか。
落語関係のTV番組は一応録画し、ざっと見て消す。喬太郎師の「ごごナマ」は取っておこう。
その中で、フジで放映した「ザ・ノンフィクション たま平、しっかりしろ!」は出色のデキだったと思う。
海老名家については、例の事件以来、自分の色眼鏡がキツくなったことは自覚しているが、それでも非常に面白いドキュメンタリーだった。
これにも、あまり古くならないうちに触れてみたい。
昭和元禄落語心中のドラマも始まる。
しっかり現場にも行っています。昨日は神田連雀亭で久々に春風亭昇羊さんを聴いてきた。
取り上げるのはいつになるか。