カメイドクロック落語会5(上・三遊亭好二郎「一目上がり」)

NHKの収録参加を含み、3連続無料落語になっちゃった。
またしても亀戸へ。
最近は梅屋敷よりもカメクロのほうが多いのだった。
午前中、下北沢で春風亭柳枝師の会があり、そちらも検討した。だがシモキタから亀戸なんて掛け持ちはないわなあ。
今回もまた、カメクロ落語会の中心である三遊亭好二郎さん。
ギリギリにカメクロに着くと、マイクテストやっていた。

気温はちょっと下がったが、蒸す。
そういえば謝楽祭は行かなかった。甲子園と一緒で、もうこの時季は外でやるのはダメじゃないですかね。

地球温暖化対策の決定アイディアを私は持っている。
地球の軌道をちょっと外にずらすという。
どうするかというと、地球の外軌道に巨大人工衛星を設置する。
巨大衛生が地球の軌道をぐるぐる回らないよう、燃料は無尽蔵に使い、常に地球に対して外軌道に位置するように置いておく。
いずれ巨大衛生の引力により、じりじりと地球の公転軌道が外にズレてくる。
多量の燃料消費はCO2の増大につながるが、それを上回る温暖化防止が得られる、はず。
妄想終わり。

【一部】
一目上がり
宮戸川

【二部】
徂徠豆腐

いつもはあちらにパーテーションを立てて、その裏で待機していますが、今日はありません(館内関係者通路から出てきた)。
なんでも他にイベントがあって、そちらに取られてしまっているということで。こうなると落語の設備が削られるんですね。
このイベントもすっかり定着しまして。
無料の落語も有料の落語会も、演者のほうは特に変わりません。
伊豆に行ってきました。日帰りです。
踊り子号で帰るんですが、揺れますね。
私朝早かったので、寝たかったんです。でも、前座時代のクセで、頭を座席の後ろに付けられないんです。
前座の頃は、背もたれに背中を付けないんです。ピシっとしなくちゃということで。
今は背中は付けられるんですが、肘の上に頭を載せるほうがよく寝られるんですよ。
でも揺れるもんで、頭がグラグラします。

落語界の悪癖をひとつ知った次第。
前座さんも移動中、背中ぐらい付けよう。

あと、綱吉公ゆかりのお寺で(館林かな)、気温2度の中、外で落語やった話。
客はいないが、このあとのイベントに出場するお犬様たちが多数やってきて、うるさいのなんの。
楽屋があって、「お犬様」と書いてあった。
無料の落語会も、ネタになるので面白いのですとのこと。

マクラとは特に関係なく、一目上がり。
八っつぁんが隠居宅の普請(増築)を褒めにきて、掛け軸を見つけるという、道灌とは違う冒頭のもの。
そんなに聴く噺じゃないけど、好きですねえ。円楽党では披露目で掛かる印象。
好二郎さんも一目上がりが好きなんだそうだ。
この噺の、一休禅師の悟を覚えたいな。隣の金太はなっと売り。
「さん」と「し」、それから七福神の回文までは覚えている。落語は教養の宝庫。
芭蕉の「く」まで行くバージョン。

一席終えて、一目上がりは「とんとん落ち」の噺です。
他にもいろいろありますね、考え落ち、地口落ち。
時間ないときの冗談落ちなんてのもあります。冗談言っちゃいけねえ。
中には冗談言ってないのに冗談落ち、なんてのがあります。
ある先輩が、つなげと言われて上がって、堀の内を掛けてました。
そうしたら次の人が現れて、降りろと言われたんです。
ただ、八っつぁんが家を出るところだったんですよ。冗談も言ってません。
先輩考えて、歩き出して、そのまま頭を下げました。

と振っておいて、あと7分ぐらいしかないのに宮戸川へ。
これは兼好師から来ているものだった。「締め出し食べちゃった」は小笠原流。
半ちゃんは親父から小言を言われている。お前なんか6より上だ。
初めて聴いたな。
ロクデナシ、質屋通いのバクチうち、続きの9は何だったか。
それからお花の足が早いのは、草履脱いでるからという理由がついていた。
おじさんおばさんの会話が長く、お花半七の濡れ場は短い。
日本橋・神田のくだりはない。
時間があってもなくても、きっとこうなんじゃないかと思う。

雷が落ちて、サゲは「第1部のお時間でございます」。

続きます。

 
 

作成者: でっち定吉

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