ブログ運営の商業主義とマイナー志向のせめぎ合い

明けましておめでとうございます。
今年度もでっち定吉ブログご愛顧のほどを。
もっとも、私は例年だと初席には行かないので、活動開始はちょっと先です。

もうそろそろ、Googleの広告表示も全面復活するはず。
気合入れて集客していかないと。
広告が表示されなかった12月は、いつもより訪問者が少なかった。広告のない月なのは不幸中の幸い。
みなさんお忙しいのでしょうか。
2022年の12月も少なかった。
落語は正月のものなんでしょうかね。個人的には12月が一番楽しいのだけど。

当ブログは落語という狭い世界の、雑多な内容を扱っている。
寄席や落語会のレビューも重要な柱。数年前までは、こっちのほうが人気薄だったのだが、今ではそんなことはない。
高座の模様を描いても、各記事のアクセス数は千差万別。
破門に巻き込まれた人が登場すると、アクセスが妙に多かったりする。しん華、かけ橋、ちづ光など。
まだ吉原馬雀さんのレビューは移籍後していないが、したら多分多いと思う。

それ以外は、おおむねキャパの多い席のアクセスが多い。やはり現場にいた方が、聴いた落語を再体験したくてやってくるのだろうか。
昨年では、本八幡の会(好楽、文珍、喬太郎、三三)など多かった。

それを除けば、喬太郎・兼好といった売れっ子の集う寄席も、つ離れしない落語会でも、アクセスにそれほど大きな差はない。
ただし一部、本当に少ない人もいる。名前だけでもう、興味を持ってもらえないレベルの人も。
でも、こうした層にもお気に入りの人がいたりして。欠点を認識していても、いいところが目立つ人は聴いていて楽しい。
それに、ずっとここにいるわけでなくて、売れる可能性だってなくはない。

そもそも売れっ子なんてほんの一握り。売れっ子は、その下の層が支えているのだ。
その層は玉石混交。若手真打と二ツ目である。
意外と、賞を獲った人も一般的な人気を集められないまま、ここにくすぶっていたりする。
宝が混じっているから実に楽しい。ひどい目に遭うこともなくはないけど。

しかし、ちょっと考えた。
マイナーな席に好んで出かけるのはまあ、趣味とすれば全然いい。
ただこれ、商業主義とは相反するではないか。
行動が矛盾しかけていることに、ようやく今頃気が付いた。
アクセスを集めて広告収入を上げようとするなら、マイナーな噺家の席に行っている場合ではないことになる。

ブログを商業主義でとらえるなら、売れっ子の出る、大きな席だけ選んでいくのがいいとも考えられる。
それこそ、鶴瓶、志の輔といったビッグネームの高い席を取って。
あるいは伯山先生の主任の寄席に行くか。

伯山先生はともかく、今年はたまにはビッグネームを集めた落語会にも行こうと思います。
高額な木戸銭は、取り返してやればいいか。
その前に初席も、もう空いているであろう9日・10日あたりに行ってみるか。

とはいえ、小さい席をやめる気などない。
先月ようやく行った墨亭みたいに、小さな面白い席も多数ある。まだ行っていないところもあり。
なにごともバランスが大事。

投稿日:
カテゴリー: 日記

作成者: でっち定吉

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