26日は梶原いろは亭「梶原日曜寄席」へ。
当日撮って出しにしようと思ったが、休んだ日曜のアクセスが多かったのでやめました。その代わり月曜午前0時にアップ。
鯉橋、小助六、夢丸の3師匠。
なかよしおじさんズのメンバーだなとは思ったが、東京かわら版にはこのタイトルは出てなかった。
だがオープニングトークでいきなり「なかよしおじさんズ」へようこそと。
行くとき電車内で集中して仕事していた。
京浜東北線に乗ってるつもりだったのに、田端の次は「駒込」だった。
仕方ないので駒込から歩く。柳家小はぜさんも駒込から歩くというし。
鯉橋・小助六・夢丸 | オープニングトーク |
首提灯 | 鯉橋 |
徂徠豆腐 | 小助六 |
(仲入り) | |
意地比べ | 夢丸 |
鯉橋・小助六・夢丸 | エンディングトーク |
開演ギリギリでもなかったが、すでにほぼ満席。
この会は二度目。3人とも本当に仲良しで、それが楽しさを倍増してくれる。
幕が開くとメクリは鯉橋とある。だが3人登場。
明けましておめでとうございますとご挨拶。仕切るのは小助六師。
なかよしおじさんズ11回目です。前回10回目って言ったのに、ふたりとも覚えてません。
しかしこの2回前、昨年5月に来たときも、11回目って言ってた。何でもいいが。
事前の打ち合わせでは、正月の過ごし方について語るつもりだったらしいのだが、全員アドリブで乗っけてくるのでその話は出ない。
しばしばお客さんほったらかして内輪でウケる話ししちゃうので、それは気を付けましょうとのこと。
2回目が無観客だったので、それ以来の悪い癖。反応がないから修正できなくなるんだって。
そうは言いつつ、東京演芸協会所属芸人、パーラー吉松の話で盛り上がる。どこから来た話題だった?
元ネタ真似されてもさすがにわからない。
コロナの頃のトークはやたら長くて、肝心の高座は15分くらいだった。
そんなことはないだろうけど。
本物のおじさんと、普通のおじさんと、そこまででもないおじさんの3人ですと夢丸師。普通のおじさんとはひとつしか違わないですけどね。
トークのしょっぱなは、小助六師が入門直後から見た目が変わらないという話。
夢丸師は定期的に太っているので、写真見るといつの時代かわかるらしい。小助六師は写真ではわからない。
稽古つけてもらった縁で、柳亭楽輔師匠主宰の誕生日会兼忘年会に小助六師は毎年呼ばれてる。
昨年楽輔師が、君はいつ入門したんだっけと問う。18です。
まるで変わらないねえと楽輔師。さすがにそんなはずはない。
鯉橋師が拾う。小助六さんは前座の頃、20歳ぐらいだったと思うが、高座で教わったまま「今年36になります」なんてセリフを言ってた。永遠の36歳だね。
でも鯉橋アニさんも若い。白髪もないもの。
枝太郎師匠が怒ってた。
ここで解説が入り、枝太郎師匠とは、やたらと太ってハゲちゃった人ですと。
枝太郎師匠、あいつ(鯉橋)は大酒飲みでタバコもやたら吸うのに、どうしてあの見た目なんだ。
コロナの頃はこの会の打ち上げができなかった。
なので近所の公園で、ソーシャルディスタンスを守って飲んだそうな。
小助六師はいつもネクタイ締めている。
鯉橋アニさんは、実に汚い格好でホームレスみたい。
なに、小助六も最近仲間入りしたホームレスだ。
上野の山でも飲んだことがある。
歌丸師匠の葬儀のあと、横浜から上野にやってきた一同。
夢丸さんはいつも着物(葬儀だから黒紋付)、小助六師は喪服にネクタイ。
しかし鯉橋さんはみんな脱いでランニング姿。
地べたに座って飲んでいたら、通る人がみんなよけてくれた。
鯉橋師、「ぜんぜん覚えてないんだけど、俺もよく全部脱がなかったね」。
当時クサナギ事件があったので脱いだらエライところだった。
そろそろ10分ですと小助六師が締めようとするが、まだいろいろ話題が出てくる。
今日はまず鯉橋アニさん、そして小助六、仲入り挟んで夢丸さんです。
その後またグダグダしたトークがあります。
最後のトークが不要の方は、夢丸さんで帰ってください。
三段返しだねと鯉橋師が言い、「寄席芸人伝ね」と小助六師が合いの手。
これもわかりにくい話題と思うが、寄席芸人伝好きの私はとても嬉しかった。
三段返しということは、私の途中で帰ってもらわないといけませんかねと夢丸師。
結局15分弱のトーク。
トップバッターは瀧川鯉橋師。
どんな商売にも魂を込めるものがあると思います。
我々の場合は扇子でしょうか。師匠もそう言ってました。
こお、頭を下げる際にお客様と我々を分ける結界となるわけです。そっち側のことは知ったこっちゃないと。そんなことはないですが。
ただ、この魂を欲しがる方がいらっしゃいます。師匠に相談してみました。
師匠、1,000円出してきて扇子を欲しいと言ってきた方がいましたら、どうしましょう。
(ちっとも似てないが、雰囲気だけはある鯉昇師のモノマネ)それはありがとうございますと言って渡しなさい。
鯉橋師は、しばしば師匠の爆笑マクラをリユースして用いる。このマクラもそれだ。
私の真打昇進の頃は、扇子は1本900円くらいでした。
あ、この扇子は林家つる子さんのですね。
今年は弟弟子がふたり昇進しますが、訊いてみるといま1本1,500円ぐらいするそうです。
ですからほしい方は、1,600円出してください。