元プラス・マイナス岩橋がんばれ

昨日は落語界のパワハラについて、飽きもせず書いてみた。

X上でひとつひと月前のポストを見つけたので引用させていただく。
なかなかグッとくるものがあり。

(2024/5/27追記:
ポスト削除されたようで。私が取り上げてアクセスが集中したからだと思います。申しわけありません。
弟子の会を潰し、談春師が自分で全席やっていたという話です。
弟子を応援していたのに、傲慢な師匠が出てきて気持ちよさげに高座に上がるその傲慢さ。
私はそう理解しました)

さて、今日はまた別の話。
タイトル通り、吉本も、真木よう子も敵に回しひとり戦っている元プラスマイナス岩橋にエールを贈りたく。

私は別に、暴露好きではない。
ガーシーや立花孝志なんかと同一の扱いをしてはいない。
彼の漫才は非常に好き。といっても、もう恐らく見られないコンビだが。
ナイツの寄席番組で、テンダラーあたりと同時に露出を増やしていて、好きになった。
これはM-1グランプリに思わぬ伏兵が出てきたと思ったら、売れだした頃にはすでに15年を超えていたのだった。
漫才の冒頭にも、「どうしても言いたい(セリフではなくて、叫び)ことをまず言う」なんてのをやっていた。ああ、そういう人なのねと(バカにしているわけではない)。
岩橋を応援したい理由は実に簡単。彼は、なにかの利益のためにやっているわけではないから。
ソロバンを弾いて暴露を始めたガーシーなんかと一緒にはできない。
「この事象はこうなっていて、みんなそこに立ち向かわないからそのままになっているが、俺は間違っていると思っている」という、まっすぐな気持ちを彼は抱き続けてきたようだ。
ここに私も、自分の人生振り返って強く共感するものだ。

吉本が裏にいろいろ抱えていることは、みんな知っている。
自分を大人だと自認する人は、「いろいろ闇もあるようだが、お笑いをこれだけ世間に広めてくれた会社だ」といったような、適度な折り合いをつけ矛盾に目をつぶる。
それはいけないか? そこまで言わない。
でも、折り合いをつける人は、自分のどこかにウソをついてるかもしれない。
岩橋は、もうそういうのがたまりにたまって、折り合いをつけられないところまで来たのだと思う。

キングコング梶原が心配して電話してきたのに、「きっしょ」。
これは失礼ではあろうが、岩橋としてはとても許せないなにかを感じたのだろう。
面白いなと思ったのは、村本大輔のエールは完全無視。
いい悪いではなくて、たぶんコメントすらする気にならない相手なんだろうな。

暴露のやり方がよくないと思っている一般人に、ことさらに異を唱えたいわけではない。
ただいずれにせよ、岩橋のそういう心情は世間には伝わっていると思う。
やり方に着目するか、人としての芯にある誠実さに着目するか。私は芯のほうに惹かれる。
真木よう子と岩橋と、どっちがウソをついているか、真相などわからないまま、これはもう伝わってしまう。
しかし真木の反論も、事務所チェックは受けてないのだなあ。
「強迫性障害だから頭がおかしい、噓をついてる」なんて論法、また余計な人を敵に回す。

岩橋の誠実さがついに証明された。
交野市の「北河内お笑いコンクール」の審査に不正がある(ヤラセ、と言っている)ことを暴露したところ、当の市長からその通りとリポスト。

市長が認めたのは、設立に前市長がかかわっているからというのはあろう。
でも、政治家としては「隠していたことを白状する」わけだから、相当リスキーではある。
それでも、一応守られたウソよりも、伏せられた真実を選ぶべきだと判断したのだ、そう思いたい。

真実は強い。
もっともこの市長、Wikipediaを調べたところ、2014年の「女子中学生に威圧的なLINEを送るトラブル」の当事者だった(当時、維新の会)。
そんなニュースがあったのを思い出した。
前市長とも、一時協力関係にあったややこしい人。
私は公平でありたいとは常に思ってる人間なので、それは一応書いておく。

しかし今や岩橋、エゴサーチに余念がないようだ。
立川雲水のリポストして。いいけど。
私のこの記事見つけても、いちいち反応しないで欲しいなと、そんなやや矛盾したことを思うのです。

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カテゴリー: 日記

作成者: でっち定吉

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