堀之内寄席7(上・桂南楽はやっぱり面白い)

日曜は、毎月23日開催の堀之内寄席へ。
池袋の新作台本まつりも行きたいのだが。
24日は亀戸梅屋敷で円楽襲名披露。もちろん行きたい気持ちはあるが、やめておく。

今月は二ツ目ばっかり聴いてる。
さすがに月後半に来てややアクセス落ちてきた。
でも二ツ目の記事でも、その後出世に伴い累計アクセス数が伸びたりする。取り上げる噺家の有名度合いは、最終的にはあまりアクセスに関係ない気がする。

この名刹は3つの駅からまんべんなく遠い。
丸ノ内線の方南町行きが来たので、それに乗って方南町から歩く。時間ギリギリ。

靴が靴箱に収まりきらない。いっぱい来てるみたい。
満員だ。60人ぐらい入ってるのでは。
天気も良く、いい顔付けだからだろう。
堀之内寄席は500円。
茶菓子は飴ちゃん4個になってたけど。

いっぱい来るだけあっていいメンバー。
桂竹紋さんだけはまったく初めて。

近日息子 南楽
時うどん 竹紋
(仲入り)
新聞記事 鯉白

世話人の古今亭今いちさんの前説から。なにかウケてたが、忘れた。
アンケート取ると、初めての人が4分の1だって。
トップバッターは桂南楽さん。
ずっと聴きたかった人だが、2022年の年末以来だ。
幸い、神田連雀亭のメンバーになったので今後は聴きやすい。

ここはお囃子さんも連れてきているからすごい。太鼓もある。
南楽さんにっこり登場。
二ツ目なりたての頃はオドオドしているキャラだったが、もう少ししっかりしたようだ。
ただ、朴訥に喋るのは変わらない。喋りだけで面白い。

この日のトリ、鯉白さんが、「南楽は天然かビジネスキャラか」という話をしていた。私は後者だと思ってるが。

この堀之内寄席には忘れられない思い出があります。
初めて出演させていただいたときです。まだ二ツ目になって数か月の頃です。
トップバッターだったんですが、アニさんがたが、せっかくだからトリ取ったらと言ってくださって、トリになったんです。
トリで上がったんですが、私が出たのが終演時刻です。
落語界怖いなと思いましたね。
もう2人目のアニさんの高座から、すでにまずいなという感じで、楽屋でどうしようと思ってたんです。
そしたらもうひとりのアニさんが言います。
「南楽さん、オレ帰るわ」
でもおかげですっかり強くなりました。このぐらいではメゲません。

アニさんたちはすぐ特定できたので、フィクション、だと思います。

私にも師匠がいます。
身長が(上を見上げてから、上げた手をグッと下げ)、120センチぐらいの師匠です。
優しい師匠なんです。一緒にコンビに行くと、1本アイスを買ってくれることになってます。
たまに私がもう1本欲しそうにしてると2本買ってくれます。優しいんです。
師匠に言われます。落語以外に特技を持っておけと。
そうすればそちらで生きていけるからと。特にお前は。
なのでテニスをすることにしました。昔やっていたもので。
宮崎県で、4位になったことがあります(拍手)。
見えますか?
渋谷区の大会に出ました。みなさん素人なんですけど、実業団の選手が5人も出てました。
ずるいでしょ。プロは出ちゃいけないという決まりはあるんですけど、プロみたいなもんじゃないですか。
まあ勝ったんですけど(拍手)。決勝に進みました。
決勝戦では身長2メートルぐらいの外国人と対戦しました。200キロのサーブを受けました。それでも、6ゲーム先取で5-5まで行ったんですよ(拍手)。

私、師匠とLINEの友達です。毎朝師匠からLINEが来ます。
おはよう、今日は堀之内寄席だねと。返事しませんけど。
でも準優勝を師匠にLINEで報告しました。
おめでとうと返信が来ました。そちらの道に進みなさいと。

いい師弟関係だなあ。師匠は桂小南。
師匠に対しなんだったかポロっと失礼な発言をしてウケを取る。でも、天然じゃなくて計算のなせるワザではなかろうか。

本編は近日息子。やはりこの噺は流行っている。
ただ先日聴いた竹千代さんのものとは大きく違っていた。
息子は思いっきり与太郎キャラ。
知ったかぶりの男を、町内の相談の最初に入れている。
その後でイヤミならぬ悔みに出掛けていくが、初めの男の訪問シーンは省略される。

本編に入っても軽さが素晴らしい。
朴訥な語りもアホ息子にピッタリ。

拍手が鳴りやまないのだった。

続きます。

 
 

作成者: でっち定吉

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