小ゑんハンダ付け(お江戸日本橋亭)
トーク | 小ゑん・馬石 |
うちの村 | きよひこ |
ほっとけない娘 | 小ゑん |
二番煎じ(ネタ出し) | 馬石 |
(仲入り) | |
堀の内 | 馬石 |
願い事や(ネタ出し) | 小ゑん |
小ゑん師、今回のマクラでも、ツイッター等でネタを載せる際には「演題 演者」の順番にしてくれとおっしゃっていた。
小ゑん師だけでなく、噺家さんがそうして欲しいというのは先刻知っていたが、長いネタが前に来るとバランスが取れないので、「演者 演題」の順で許していただこうと思っていたのである。ネタ帳と違って横書きだし。
でも素人の分際で、プロの要請をいつまでも無視するのもわがままだなと思うようになった。
というわけで、今回からプロ仕様に替えさせていただきます。表を使えばいいのだ。
ただ、パソコンに合わせるとスマホで見づらい。逆もしかり。
今使っているテンプレだとこうなってしまう。研究しよう。
お江戸日本橋亭で2か月ごとに開催される「小ゑんハンダ付け」。
8月、古今亭駒治師との鉄道落語の際、この会に初めて出向いた。
10月の、喬太郎師との会は予約がすぐ埋まり断念。
その代わり、12月のこの、隅田川馬石師との会を予約した。
馬石師、理由なくしばらくご無沙汰していたのだが、今年後半からいきなり4席立て続けに聴いている。今回が5・6席目である。
めちゃくちゃハマってます。
家族の分予約していたのだが、直前になって子供が友達と出かけたいという。
中学生だしそれは別に構わないのだが、なぜか出かける子供が帰ってきたときのためにうちで留守番すると、家内まで離脱。
せっかくの予約だが2名キャンセルして私ひとりで出かける。事務局の方、大変申しわけありません。
今回も大混雑。
冒頭のトークによると、結局、前回の喬太郎師のときより入ったそうな。喬太郎師のときは、予約はあっという間に埋まったのだが、キャンセル続出だったそうで。
まあ、今回も若干ありましたのでツイッターに告知しましたと小ゑん師。
すみません、そのひとりです。ご迷惑お掛けしました。
小ゑん師、馬石さんと一緒にやると若い女の子のファンが付くよと言われたとのこと。客席を見て、「まあそうでない人もいますが」。
馬石師に、最近あった面白いことを訊く小ゑん師。
馬石師自身には別にネタがなく、なんとなく楽屋ネタになるふたり。
トークの際、すでにメクリに前座の名前「林家きよひこ」が出ている。そのきよひこさんの兄弟子である、彦いち師の惣領弟子のやまびこさんの話。
粗忽前座のやまびこさん、またやらかしたと。
前座なのに新作落語を寄席でやったというので、兄弟子のやまびこが楽屋できよひこに注意をしている。
きよひこさんは、寄席で新作などやった覚えがないので、兄弟子に反論する。
やまびこさん、「やったじゃないか、よりによって下ネタの新作を。垂れチチ女とかいう」。
そりゃ、垂乳女(たらちめ)だ。場内大爆笑。
やまびこネタはまだ続く。これはツイッターにも出ていたが。
柳亭市馬師がトリで「粗忽の使者」を出したが、立前座のやまびこさん、ネタ帳に「粗骨の死者」と書いたという。
市馬師に、褒められたとか。
骨と死者で奇跡的に合っていると馬石師。
さらにやまびこさん、明烏を「明鳥」と書いたという。
小ゑん、馬石の両師は一応フォローして、これ自体はよくありますと。
洒落小町の「洒」を「酒」と書くとか。
ただ、きよひこに「鳥じゃないですよ、カラスだからトリの棒を一本消すんですよ」指摘されたやまびこ、なにを思ったか、トリの師匠の名前を全部消す。
「いつからそういうルールになったんだ」とか言いながら。
でも、馬生師にもあったんですよと小ゑん師。
ネタ帳に「猫」と書いてある。こんな噺あるのかと思って当時の立前座であった馬生師に訊くと、これが「狸」。
けものへんしか合ってねえじゃねえかと小ゑん師。
今後開かれるの会の告知も。
小ゑん師は高崎のプラネタリウムで、林家つる子さんと会をする。
遠いから誰も来れないでしょうけどと。
小ゑん師は「長い夜」を、つる子さんは、小ゑん作の「銀河の恋の物語」(季節外れ)をやるそうな。
いいなあ、行きたいなあ。
あと、次回のハンダ付けは、橘家文蔵師との会だそうな。
「千早ふる」リレーをやるそうで、これはまた来ないと。
文蔵師の爆笑「千早ふる」と、小ゑん師の「鉄千早」のリレーである。
非常に盛り上がったトークでした。