黒門亭が復活・・・ただし定員10人

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落語協会の2階でやっている黒門亭、ついに10月から復活だそうで。
寄席というものは、席亭が演者を選ぶところで、これは現在落語協会専用の寄席となっている鈴本演芸場でも同じこと。
しかし黒門亭は落語協会直営。席亭はいない。
出るメンバーは、落語協会会員が自ら決める。

コロナの前は40人が定員だった。
柳家小ゑん、入船亭扇辰、古今亭菊之丞、春風亭一之輔などの師匠が出る際は、早めに行かないと入れなかった。
いっぽうで、つ離れ程度というのも結構普通。

10月からは、なんと10名限定。そして、私の手元にある10枚たまった半券での無料入場は当面なし。
1部2部の通し券もなし。
そして、ネタ出しもなし。ほとんどの主任の師匠がネタ出ししていたのだが。
実のところネタ出しが、黒門亭に行く要因のかなりの部分を占めていた。
だからこそ出せないのだろうけど。

月曜10時に週末の分を電話予約だそうだ。
9月28日が最初の受付日。最初の週末は、土曜日の2部が柳家小ゑん師。
日曜の2部、「光る二ツ目の会」ぐらいだったらそれほど競争はない気もするのだが、小ゑん師の回を取るための電話がつながらないんじゃないか。
18日の2部は古今亭駒治師。この人も人気だろう。
24日の2部に柳家さん遊師が顔付けされている。これを狙おうかな。この師匠、小燕枝時代に結構黒門亭で聴いた。

気楽に行けるのが黒門亭のいいところなので、ここまでしないといけないとなると。
まあでも、一歩前進だろう。
スポーツ観戦も収容人員が広がったことだし、黒門亭もやがて20名になるかもしれない。

新宿末広亭は19日から入場制限をやめてしまった。実に素早いな。
ちょっと素早すぎてどうなのか。
ただし人数制限撤廃の代償として、食事禁止。ということは、普通の人間なら昼夜居続けは不可能である。
昼席の12時~16時半というのも、結構長い。なにも食わないでひたすら落語聴き続けるというのは、なかなかの苦行である。

池袋演芸場は、10月から78名に倍増するそうだ。公式には何も出ていない(もともと大した情報がない)が、10月上席の主任、橘家文蔵師のツイートによる。
こちらもほぼ解禁と言っていいのだろう。
こちらも、当然食事禁止になるのでしょうかね。今でもそうだし。
キャパの大きな鈴本、浅草は当面50%制限のままで、食事OKだそうだ。
鈴本はもともとアルコールはOKだったのだが、現在は禁止となっている。
私も寄席では飲まなくなった。飲むと気持ちよくなって、どこかで寝てしまう。

国立や永谷演芸場(上野広小路・日本橋・両国)、神田連雀亭はまだアナウンスなし。
連雀亭など飲食しないから、解禁してよさそうだけど。演者との間の仕切りもあるし。
梶原いろは亭も、復活するのだろう。公式は更新されていない。
まあ、おかげさまで徐々に日常が戻ってきています。

最後に当ブログの話。
ミルクボーイの記事を書いたら、アップから2~3日して妙にアクセスが多い。
ツイッターに張られているわけでもないのに。
なんでかなと思ったら、「ミルクボーイ アスパラ」で検索すると、動画の後のトップに私の記事が出るのだ。
落語ファンじゃない一般の人が、どこかで知ったわけじゃなくて、検索で来てくださっているわけです。これは結構嬉しいですね。
そのあと落語の記事に巡回してくれるかどうかは別ですが。
当ブログも、自力でミルクボーイの検索に掛かるとは出世したものだ。いつも来てくださる皆さまのおかげです。
内海さん、コロナ感染だそうだが、ゆっくり養生してください。最近、有名人が感染しても、命の心配は全然しませんね。
しかし噺家はまったく罹らないですな。不思議だ。

投稿日:
カテゴリー: 寄席

作成者: でっち定吉

落語好きのライターです。 ご連絡の際は、ツイッターからメッセージをお願いいたします。 https://twitter.com/detchi_sada 落語関係の仕事もお受けします。