菊一まつり再び

どうでもいい独り言です。お時間ありましたらお付き合いを。

26日の夜、当ブログのアクセスが急上昇した。
それも、<前座「古今亭菊一」まつり>という記事について。

全日本フィギュアスケート選手権2020に、日野龍樹選手が出ていて、そこから検索でやってきたらしいのだ。
もう引退した人だと認識していたのだが。この大会までは現役で、これで引退宣言したらしい。
さて私のブログ、フィギュアスケートのことなんか書いていない。わずかに、スルツカヤの転倒に落語絡みで触れたぐらい。
選手の名前で検索したって、絶対たどり着かない。
しかし、中継でもって、日野龍樹の兄の話でもあったのだろうか?
確かに、「日野龍樹 兄 落語家」で検索すると、1ページ目に私の記事がヒットするのである。
ところでお兄さんは噺家といっても、まだ前座に過ぎない。落語協会の古今亭菊一さんである。
将来性はともかく、関係ない人がワーキャー言っちゃいけない身分に過ぎぬ。

しかし日野龍樹の兄の情報を求めてやってきた62人の人が私の記事で目にしたもの。それは、フィギュアファンに対する悪口のみである。
こんなもの目にして、さぞ気分悪かったことであろう。
別に全フィギュアファンを罵ったわけではない。あるフィギュアの、インフルエンサーらしい人に私のブログをないがしろにされた、その愚痴を述べたものである。

この記事に張ったリンクをタップすると、真に求める情報に行きつくのであるが、そんな人はほぼいなかった。
ちょっと情弱。あなたがたのもっとも欲しい情報は、「日野龍樹 兄 落語家」では得られなかったのである。
タップまで頭が回らなくても、「古今亭菊一」に検索を切り替えないと情報は手に入らない。しかしそんな検索はなかった。
まあもちろん、「フィギュアのファンだから情報弱者」というわけじゃないだろうけど。世間なんておおむねそんなもんだ。

テレビでどんな発言があったのかなかったのかは知らないが、言った人も私のブログを読んだ可能性が高いな。
当ブログも偉くなったものだ。世間から、なんらかの形でアクションが返ってくるようになったのだ。アクションはなにも、コメントを付けるなどわかりやすい形をとるとは限らない。
そしてそれを新たな記事にしたら、また世間からリターンがあるのである。
くれぐれも炎上しないように気を付けないといけません。
だから今日の記事も余計なんじゃないだろうか。特に腹を立てているわけではないけども、世間の反応を書きたかったもので。

当ブログがアクセス急上昇するのは、次のいずれかの場合だ。

  • テレビなど、多数が観ているメディアで、私の取り上げた落語が流れた
  • インフルエンサーがツイッターにリンクを張った

Yahoo!ブログ時代、前者ではこんな際に流入があった。

  • NHK日本の話芸で、柳家喬太郎「ハンバーグができるまで」オンエア
  • NHK落語ディーパーで、「ぺたりこん」の紹介
  • 笑点で「ナオユキ」オンエア

Yahoo!から移った2019年以降では、配信でもってアクセス急上昇というのがあった。

  • 柳家小ゑん「下町せんべい」
  • 林家彦いち「神々の唄」

など。

いっぽう、ツイッターでアクセス集中という珍しい例が、もともとの記事だったのだ。
フィギュアのファンがタップしなかったほうの記事である。

黒門亭20 その1(古今亭菊一「子ほめ」)

ちなみに、当ブログの個別アクセスの第3位。ほぼ、ツイッターから来たものらしい
第2位の、「落語協会前座・柳家小ごと破門(らしい)」を抜く勢い。嬉しくはない。

将来有望な菊一さんにはなんの罪もありません。関係ないところで話題にして、申しわけないです。
2年ぐらい先に、昇進して二ツ目になったときは名前変わるかもしれない。それまでは古今亭菊一で検索すると当ブログに行き当たる可能性が大。
その際、弟さんから一字もらって「龍太楼」なんてどうでしょうか。
それか、東大で哲学をやっていたから「哲太楼」。
サルトルを学んでいたから、「猿太楼」。

ちなみに当ブログでダントツの集客を集めていた、「世の中の落語を探す(飲食店編)」は、削除した。
これも菊一さんの件と同様、やってくる人は落語好きでもなんでもない。ただの資料として参照しにきたのである。
検索なんて情報を探すもの。資料扱いされても仕方ないかもしれない。
だが、そんな来訪をこれ以上拒絶する権利はある。
当該記事、落語とあまり関係のないその内容自体はわりと気に入っていたのだが、もういいでしょう。飲食店経営に一度失敗したシェフだって、ひっそり再始動する権利ぐらいあるし。

作成者: でっち定吉

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