「ブログの出世」「立川吉笑の見た笑点」

今日も遅れて更新、でっち定吉です。
30日間お仕置きを食らっていたが、Googleの自動広告も復活し、おかげで毎日収益が上がっております。
これで暮らしていけるほど儲かるわけじゃなく、実にささやかな額だけど。
ともかく、仕事を後回しにして更新するモチベーションにはなる。

ブログの出世

ちょっとびっくりしたことが。
先ほどGoogleで、「落語 ブログ」と入力してみた。今、どんなのが引っ掛かるのかなと。
どちらかというと、上位に来る素人のブログを知りたかったのが目的。
さらにスペース1個空けると、「サジェスト」が出る。
春風亭百栄師がマクラで語っているネタでおなじみ。「春風亭」の後にスペース入れると、「昇太」「一之輔」「ぴっかり」などが出てくるが、いつまで経っても百栄が出ないという自虐ネタ。

それはそうと、「落語 ブログ」と入れると、最初に表示されるのが「丁稚 落語 ブログ」。
え、オレ?
ウソじゃないかと思ったが、本当だ。ちゃんとシークレットウインドウを使ってみたので、間違いない。
他にブログやってる丁稚はいないよな、たぶん。
ちなみにサジェスト、以下はこのとおり。

  • 夢丸 落語 ブログ
  • しんすけ 落語 ブログ
  • 白鳥 落語 ブログ
  • 笑福亭鶴瓶 落語 ブログ
  • 成金 落語 ブログ
  • 菖蒲園 落語 ブログ

最後の菖蒲園は、見てみたけどなんのことかよくわからない。
それはさておき、白鳥師や鶴瓶師より上に来るとはね。
まあ、バブルだと思うが、ほぼ毎日更新している効果ではあるだろう。

ここ数日は「小三治 破門」の検索でお越しの方が多かった。
これを調べたくなる理由はよくわからない。

立川吉笑の見た笑点

先日笑点について4日間書いた。
笑点は令和の落語界の中心にあるものだという主張である。
落語好きの主張としては意外に思われるかもしれない。だが、こう考えるとすべての辻褄が合うのだ。

そうしたら、プロの中にもこれに近い意見があったのを見つけた。

「何を言うか」より大事なこと 笑点のすごさ

筆の立つ二ツ目、立川吉笑さんである。
2018年の記事だから、先に読んでいるべきではあったのだが。
お笑いに自信のある吉笑さんが、笑点の若手大喜利では宮治師にまったく歯が立たなかったという敗北宣言。
それどころか、お呼びが掛からなくなったとのこと。
笑点特大号の若手大喜利、ちょっと見ていなくなる人結構いますね。
残っている人は精鋭なわけだ。個人的に気に入ろうがそうでなかろうが。

しかし吉笑さんも偉いと思う。
笑点に正面から挑んだからこそ、そのすごさがわかったわけだ。
挑めたこと自体が、有望な噺家の証でもある。

先輩の立川雲水など、呼ばれる余地も一切ないくせに、笑点を「台本があるから誰でもできる番組」だとdisっている。
修業中馬鹿にしまくった弟弟子の談慶は、筆が立つインテリなので、売れっ子文筆家になった。
もっと馬鹿にしたキウイにまで、本を先に2冊出された。
そしてどうやっても売れない雲水、このたびの選挙で、維新が大躍進したことが間違いだと大阪府民を罵っている。

燕雀安くんぞ鴻鵠の志を知らんや

吉笑さんは絶対に燕雀ではない。
全然関係ないけど、噺家の場合「鴻鵠」より「燕雀」のほうがちょくちょくいそうなのだが。三遊亭燕雀とか、柳亭燕雀なんてベテラン師匠がいても不思議はない。
来年の新真打、市弥さんこの名前どうですか。
一見立派な名だけどダメですね、はい。

そういえば、北野武が笑点を馬鹿にする(志ん生を持ち上げるため)ので、それにのっかる素人もちょくちょく見かける。
私に言わせれば、老境に入ってからというもの、たけしと笑点メンバーと、面白さなど比較にならないではないか。
もちろんたけしが燕雀なのである。
こんなポンコツを持ち上げ、「プロの落語かよりたけしのほうが落語が上手い」とヨイショするのが志らく。そして、その持ち上げた相手に否定されるという茶番。

吉笑さん、神田連雀亭に出ているが、しばらく聴いていない。
そろそろ聴かなくては。
文中にも名前の出てくる、弟弟子の笑二さんも実に上手い人だ。
私に言わせれば、円楽党に抜かされて久しい立川流だが、人材はいるところにはいる。

作成者: でっち定吉

落語好きのライターです。 ご連絡の際は、ツイッターからメッセージをお願いいたします。 https://twitter.com/detchi_sada 落語関係の仕事もお受けします。

2件のコメント

  1. 今日は。「菖蒲園 落語 ブログ」については「はじめのブログ」というブログの管理者さんが葛飾の堀切菖蒲園で料理屋をやっているので、その事だと思います。

    1. ジョン・ファースンさん、いらっしゃいませ。
      教えてくださってありがとうございます。
      そういえば、何の気なしに「柳家喬太郎 ブログ」で検索掛けてみたら、はじめのブログさんの次が私のでした。

コメントは受け付けていません。