ワクチン明けにいろいろ思う

一昨日の朝、モデルナを打った。
12時間の経過した午後11時ぐらいから、すごい副反応に見舞われました。
悪寒がひどく、そして一晩じゅう、水を飲んでは小便を出す無限ループ。
一晩明けた朝にはよくなったと思い、風呂に入ったりして平常を取り戻そうとしたのだが、そこからもう一度、最後の副反応ラッシュ。
あまり食欲もなかったがお昼を食べてから寝たら、汗がドバドバ出てウソのように回復しました。

もう1日経った今朝もまた、起きたら恐ろしく汗をかいている。これで完全復活なのでしょう。

コロナワクチンというものは、インフルエンザと違ってウイルスではないわけだ。
体を騙して、抗体を作らせるのが目的。
副反応の間、ずっと体が騙されている感覚が続く。つらいのだけど、「いずれ治る」じゃないんですよね。いつ抜けるかをじっと待つという。

これでハイパー・ブースター人間になった。
昨年2回目を打ったときもこんなこと言ってたのだが、情勢は大きく変わった
たまには、苦しみを代償にして、その先のなにかを得るという経験も悪くはないと思うが、どうでしょうか。

これで落語もどんどん行けるし、月末の締め切りをクリアしたらすぐに行くつもり。
接種前は、息子の受験もあってやや気を遣いながらだったが、もう構わない。なんなら大阪にだって行ってしまうかも。

ちょくちょく書いてることだが、ワクチンが強制でないのは大前提。
だが、免疫が足りず打つとまずいことになる人を除いて、打たない権利を強く主張しだすと、とても気持ち悪い。
「地球上で唯一無二のかけがえのない私」というおとぎ話が強すぎる気がして。
かけがえがないのはフィクションとしてはそうだとして、他人の生命と比べたときに、かけがえがあるなんて私にはとても言えはしません。

さて、寝込んでいたのでそんなにブログのネタはありません。
東京かわら版3月号など参照しつつ、1本作りましょう。
かわら版、小三治追悼の2月号が800円だったが、今月は600円に戻っている。定期購読してるから関係ないけど。
そういえば、追悼コメントのうち馬風師が全然追悼していなかったことはすでに書いたのだが、金翁師もまったく追悼していない。

  • 修業した時代も違うので思い出はない
  • 小三治は談志と同じ皮肉屋
  • 私がスクーターで通勤していたら、「スクーターなんてバイクじゃない」と能書き
  • ゴルフしたら、打つまでが長くてイライラした

芸のことなどまったく書いてない。これをそのまま載せる編集部もよくわからないけど。
ちなみに一昨日特集した志ん輔師も、なんだかよくわからないコメントを付けてる。
「『サゲはこうやらなきゃ』とダメ出しされたが、当人の高座を聴いたら私と同じ間違いをしていた」んだって。
追悼なのか恨みつらみなのか。

かわら版が来ると、真っ先に見るのが出演者別の索引。
といっても、立川雲水に仕事があるかどうかが見たいだけである。
3月も見事に仕事ゼロ。2022年は2月の1回しか仕事をしていない。
需要と供給。
直接的には、立川流の仲間から避けられ、日暮里、上野広小路、日本橋の顔付けを外されたのが原因のようである。
だがそれを惜しむファンはいない。
少なくとも、落語好きは変な思想にかぶれてしまった噺家を、高座で聴きたいとは思っていないのだ。
なんでこんな噺家もどきがツイッターで人を罵れるのであろうか。まあ、今年には立川流も抜けるんじゃないか。

もともと力のない雲水が廃業しようが知ったことではないが、大御所扱いの談四楼師も、このところ会の中身が変質してきたようだ。
立川流の若手はともかく、二人会を一緒にやってくれる他流の芸人が減ってきたように思うのだが。だかららぶ平なんてフリーの人と会をやることになるので。
もともとは自民党に愛想をつかして左翼に身を転じた談四楼。
だがミイラ取りは見事にミイラになり、今や完全な共産党シンパかつれいわシンパになってしまった。両立するものか?
思想が強くなった結果、今や立民まで罵るようになってしまった。
世間の多数を敵に回した人と、一緒の会などやりづらいだろう。

こうなると新しいファンなんか入ってこないので、古いファンが徐々に消えていくだけのシュリンク状態となる。
まあ知ったことではないが。
どうせなら、「立川談四楼・立川雲水兄弟会」でもやればいいのに。それは絶対にない不思議。

3月から二ツ目になるのが、円楽党のしゅりけん改め三遊亭兼矢さん。
兼矢の矢は本名からだろうかと想像したら、やはりそうらしい。ただし「矢」の字はついていない。
本名が卓弥というので、そこから取ったそうだ。
ちなみに師匠・兼好のおすすめは「兼タウルス」だったとか。

かわら版にもまだ出ていないのが、春風亭かけ橋さんの二ツ目昇進。
三遊亭わん丈さんのツイッターにだけ、昇進のことが書いてある。
まあ、事実は事実らしい。
ところでこの人、すでに昨年「三三・一之輔二人会」の前座を務めたというのを知った。
落語協会の二人の会にわざわざ芸協の前座を呼んだのだから、手打ちの意味があったのだろうか。

作成者: でっち定吉

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2件のコメント

  1. 私ももうすぐ3回目のワクチン接種です。
    周りの方々が副反応が酷くて辛いと脅かすのでビビってたら、家の嫁が「前座を2回やる噺家さんより辛くないから!」
    どうやらヨネスケちゃんねるの立川吉幸師の話を見たらしいw
    「それなら今度 二つ目に上がる かけ橋さんも大変だったんだから」と返したら「だからワクチン3回目ぐらいでビビってんじゃねぇよ」オレの返事はもちろん「ハイ!」と1回です。

    1. まるかんさん、ワクチン漫才ありがとうございます。いや、漫談ですか。
      私も昨日たまたまヨネスケちゃんねるの吉幸師の部分、観てました。改めてちょっとグッと来ました。
      ちなみに受け入れる側の芸協の優しさにまで気が向かず、前座からのやり直しを当時非難していたのが志らくでした。

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