昨日は一杯やって早めに寝てしまった。
最近この場合、早朝に目が覚めてしまい、前日に準備していなかったブログを書いていることが多い。
今日は目が覚めなかったので、記事ができていないわけです。
朝になってブログにログインすると、昨夜のアクセスがすごい。
自分のブログでもって、世間の動きがわかるのは楽しいものです。最近の落語界の第一報を、アクセスで知ることが多いのだ。
7月から二ツ目に(二度目の)昇進をした春風亭かけ橋まつり、第二弾。
相変わらず、検索でヒットする2記事だけがブレイクしている。
そこからさらに「春風亭かけ橋」タグなどタップしてもらえればたくさん情報があるのにね。まあ、いい。
ヒットする記事にリンクを張って呼び込むほどでもないし。
それより、小三治破門関係や、三遊亭天歌などにアクセスが波及していた。
どちらも、昨日出した記事からかもしれないが。
前回のかけ橋まつりは、調べてもなぜブレイクしたのかわからなかった。
今回はすぐ判明。ヨネスケちゃんねるである。
朝からさっそく視てみる。
そのユニークな属性に一切触れられずにアシスタントを務めていた春風亭かけ橋さんが、堂々の主役。
現師匠・柳橋も出てきてヨネスケ師との鼎談。
移籍のウラ話つき。
といってもウラ話は、先日スポーツ報知に書かれていた以上のものではない。
芸協に移籍することになった元・柳家小かじが、当人の希望に基づき三三師に口を利いてもらったというだけ。
落語ファンが最も知りたいのは、移籍が決まることになった、つまりこれ以上三三門下でいることができなくなったその事情のほうである。
これはさすがにまだタブーらしい。一生出てこないかもしれない。
ただ、タブーになっているということがひとつの情報となる。
故・小三治をしくじり、三三師がかばえなかったのだろうと、だいたいここまで読み解ける。
そうなると、直弟子の半分をクビにし、なんら後悔していない小三治が元凶と考えるのが自然、そういうことになってしまう。
実際、小かじ移籍のあと、同じ小三治一門の小ごとさんがやはりクビになってるし。
マネジャーを持ち出してくる人も多いが、さすがにそこまでは理解の外にある。
人間国宝を気持ち的に守りたいのはわかるけど、そもそも人間性を評価する材料のほうが少ない人なので。
だいたい小かじも小ごとも、元々評判がよかったはずなのだ。評判のいい噺家をクビにして評判が落ちても、至極当然。
柳橋師は「破門ではないので」受け入れたと語っている。
いっぽうでかけ橋さん、「今度失敗したらどうしようもない」と語っているのが面白い。じゃあやっぱり、一度目は破門じゃないかよ。
柳橋師の「破門じゃない」をことさらに強調して理解する人もいるだろうが、「破門」「自主廃業」に形式的に切り分けるのもおかしな話。
会社を自己退職した場合だって、実質辞めざるを得なかった場合もあるのだ。私みたいに。
しかし三三師も、辞めざるを得なくなった弟子に、「芸協に行くなら誰のところがいい」と訊いてるのだな。
つまり、落語協会において最初から芸協はリサイクルセンター扱いなのだ。悪いこととは思わないが、この扱いを気にする関係者もいることは想像に難くない。
この時点ですでに、元三遊亭日るねの桂しん乃(現しん華)さんがリサイクルされていたからであろう。
もちろん、最も大きな移籍は、元柳家三太楼の三遊亭遊雀師。この人は真打だったから前座からのやり直しではないけれど。
上下関係が入れ替わって大変なのは、かけ橋さん以前にも聞くところ。
ヨネスケちゃんねるでも、小痴楽師が何度かこのあたり語っていた。
それでもやはり、前座からやり直すほうが後々の居心地を考えればいいわけだ。落語界のこうした深い配慮は得難いものだ。
もしかするとかけ橋さん、ウデ次第ではあるが抜擢真打の道があるかも。
かけ橋さんは二ツ目昇進の披露目中。口上はないが。
この7月中席は、師匠が主任を取る浅草昼席に10日間出演中。
正確に言うと、昼席の〆はアロハマンダラーズ。
私はあいにく、血液型漫談の新山真理がいる限り、この芝居には行かないと決めている。
10月の披露目の会では、現師匠と元師匠が並ぶというのも話題になっている。
珍しいことだが、「前代未聞」だと言っていないのは、前例があるから。
桂文治師のところを破門されて立川流に移った志ら門さんの二ツ目昇進口上に、元の師匠文治師が上がっている。
志ら門さんは今でも元の師匠に挨拶を欠かさないらしいことが、たまに文治師のツイッターでうかがえる。
ヨネスケちゃんねるのかけ橋特集は次回に続く。
両協会のしきたりの違いなどは、元々を知らないからブログで扱うことはないだろう。
それでも楽しみにします。
おはよーございます。
やっぱりこのネタだったか!と思いつつ読ませて頂いてます。
ついでに言うと王楽さんとこのYoutubeは「あかね噺」ネタでした。
原作者が落語の事をほとんど知らなくて面白い原作を書くために考えた話なのが、展開がジャンプっぽいという理由だったんですね。
けい木さんが監修した理由とかよくわかりましたよ。
当事者の噺家さんは楽屋の様子とか背景の寄席とかが楽しめるらしいですが、スト―リー的には私は???ですが。
そう、予想通りのわかりやすいブログなのです。
ネタがブレイクすると、そのブレイクぶりを再度扱うという、持続可能なブログです。
あかね噺、本当に流行ってるんですかね?
王楽師のYou Tubeは一門が好きなのでたまに視てます。気が向いたら視て、気が向いたらネタにします。
はじめてコメントします。
新山真里についての言及がありますが、僕も彼女が大嫌いです。だから芸術協会の芝居自体にアレルギーを発症したため(彼女が立って話していた頃から)講談ブームの最中も拒否することになり、成金以降の勢いについては知らないまま。「突撃!ヨネスケちゃんねる」で知るまでは。
そこでの鼎談があって気になり、2日ほど前、こちらのブログにたどり着きました。あちらで、ふたりの師匠に囲まれた かけ橋の会があったこともヨネスケ師のYouTubeチャンネルで知っていたため「破門」の事情が気になりました。
席亭や芸術協会の人たちには考えてもらいたいです。定席で、落語家さえもひっくるめて拒否する客を売れてもいない色物ひとりのために作る破壊力とネガティブ・インパクトを。寄席ってのは代演がつきものですからサイトで出演がないことになっていても行ってみたらいやがったよあの女じゃ救われません。(そういう意味では永谷の演芸場はありがたい。5日きざみの出演予定表は。)
新山真里を大嫌いになったのは、こん平師が難病のため『笑点』を降板してからも「死に損ない」呼ばわりをしてから。亡くなった親友がその父と弟をその難病で失い、本人のメンタルまでも冒した難病です。冗談じゃない。笑いのため他人様を傷つけたり不快にさせるのは寄席の役割じゃない。そこに出る芸人の役割でもない。古典芸能ファンの僕を不快にさせるマクラを聴いてからは菊之丞師も嫌いですが落語協会の芝居を拒否するほどではなかった。
新山婆や菊之丞師に限らず、人間国宝うんぬん云う輩は、圓楽の「司会は俺にさせろ」系パワハラと根底では同じ支配力やそれへの願望がにじみ出るので好きになれません。そんなになりたいのなら、霞ヶ関に寄席でもつくったら?と思います。
かけ橋くんの鼎談@ヨネスケで、身を引いたため…と言われていましたので、タブーになるほどの理由でありながら三三師は芸術協会移籍後も元弟子をサポートする役にコミットしているようでもあり、これからも「どうして?」というファンが増え続け、結果、落語協会アレルギー発症者を増やしたりして。
以上、演芸ファンの心境系コメントにて失礼いたしました。
いらっしゃいませ。
色物ひとりで協会をひとつ否定ですか。
少々極端にも思いますが、でもわかります。
アロハマンダラーズに行きたくない私も同じようなものです。
毒を吐くのはひとつの手法ですが、吐かずに客を楽しませくつろがせる噺家がいれば、そっち聴きますもんね。
新山真理は罰ゲーム。