東京かわら版が薄い

1年7,200円(500円割引券付き)

寄席も落語会も一切ない現状だが、落語の雑誌は届く。
定期購読している東京かわら版5月号。
今から書店に並ぶ雑誌について、営業妨害になるようだと嫌なのだが、なんとまあ、薄い。
寄席演芸年鑑を兼ねていた4月号とは比べられないが、3月号と比べても実に薄い。
3月号が170ページあったのに、5月号は138ページ。
ちなみに、昨年の5月号は174ページ。

こんなに薄い理由は簡単で、末尾の落語会情報が、5月6日までごっそりカットされているから。
別にかわら版の人に責任はありません。
とはいえなぜか、2日から5日まで、6件の落語会が中止にならずあることになっている。
まあ、かわら版のほうで連絡もないのに勝手に消すことはできないが、どう考えてもあるわけねえだろ。
うち2件は、お寺と神社。最もやっちゃいけないところ。
また別の2件は、たけ平・萬橘両師の「にっぽり館」。こちらも公式のスケジュールはやることになっている。
4月中は世間に併せて休みにしているのだから、なにかの勘違いをそのままにしてるんだと思うのだけど。
6日には、所沢駅前のヘッドスパで岩盤浴落語なんてものがある。
男性のみ入場可。岩盤浴だからね。演者は、私も好きな芸協の二ツ目、桂竹千代さんだ。
公式サイトを見たら、なんと、この会中止とは出ていない。正気かね。
平和な時期だったらちょっと私も行ってみたいけど。

5月7日からは寄席も再開ということになっている。
すでに休みが決まってるのが国立演芸場。ちなみに、6月まで全休。国立だもの、仕方ない。
落語協会の寄席、黒門亭は、そもそもかわら版からもカット。
顏付け会議もできないし、当分復活しないのだろうか。
私、ちょうど半券10枚貯まったんですよ。タダで入れるのだけど、再オープンはいつになるのだろう。

ただ、寄席四場や広小路亭、円楽党の両国寄席や亀戸梅屋敷寄席など、果たしてちゃんと開くだろうか?
二ツ目の神田連雀亭も番組表は用意されている。
でも普通に始まると思っている人のほうが少ないのではないかな。私も思わない。
強行して、パチンコ屋みたいに世間から目の敵にされるのもちょっとな。
パチンコ屋だけでなく、今や混雑しているニトリにまで非難の矛先が向いているではないか。
ニトリと比べたら、落語なんて不要不急もいいところだ。
池袋演芸場は、5月下席昼の顔付けも発表されていない。公式にも、落語協会にも出ていない。
池袋公式にはよく、リンクは張られていないがアップ済みの番組表があって、ときどきこっそり見させてもらってるのだが、それもない。
再開できないと見込んでいるのだろうか。

芸協の新真打3人(A太郎、鯉八、伸三改め伸衛門)の披露目はすでに延期が発表されている。
披露目はないが、7日からの末広亭の夜席クイツキで、新真打として高座には上がるそうで。
今月の薄いかわら版は、この3人の特集である。

梶原いろは亭は、木金が休みなので、5月9日土曜日からの開催がかわら版に出ている。
だが公式サイトでは番組表をアップしていない。なんでも北区保健所から興行場の停止届を出せと要請されてるのだと。
いろは亭は、コロナが収束したらすぐ始めたいので、法的根拠のない停止届の要請には従っていないのだそうだ。
出さないのは構わないが、そんなことわざわざ公式で発表しなくてもいいんじゃないか。無用の対立が起これば、あんな小さな寄席、パチンコ屋より簡単に潰されかねない。

5月に予定されていた「芸協らくごまつり」がなくなったのは当然。行きたかったけど。
さらに、9月の落語協会「謝楽祭」も中止である。準備ができないということなんだろう。

かわら版、誌面が薄くて申しわけないと思ったのでしょうか。
クロスワードパズルが載っていた。
懸賞付きではないのだが、私もやってみた。難しくはないが、いかにも落語好きが考えた感じが強く出ていて、実に楽しいものでした。

作成者: でっち定吉

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