丁稚の八つ当たり

今年のM-1、審査員がまた志らくだそうな。
昨年存在感を打ち出せなかった志らくに替わり、ナベプロから一之輔師が入る予想を立てていたが外れた。
一之輔師、自力で得たラジオでもって、落語の仕事は事務所に渡していないことを喋っていた。そうすると、まだ芸能プロダクションにとって顔とはいえないわけだ。
落語の仕事は今後も渡さないようだし、そうするとM-1審査員枠は来ないな、どうも。

M-1、おまけに上沼恵美子も審査やるそうで。
私はパワハラに遺憾の意を表明しているのであり、M-1の舞台のエミちゃんに文句をつけたことはない。でもなんだかなあ。
なんでもかんでも、安全策に走ればいいわけじゃない、それはわかるけども。
とにかく国民的行事のM-1グランプリ、今年も採点しながら視ようと思います。
好き嫌いはあっていいのだが、もう少し客観的な採点ができるようにしたいものだ。人の批判の前に基準をしっかりしたい。

このところ、各方面に対する私の無責任な予想は外れっぱなしだ。
「木梨が志らくに弟子入り」は予想通りだったが、正確にはその事実を予言したわけじゃない。そういうシチュエーションにおいて生じることを当てただけ。

大阪の住民投票も、大統領選も予想が外れた。
私の見立ても全然ダメだ。いささか反省している。
維新の敗因はいろいろあるだろうが、山本太郎のゲリラ凱旋が功を奏したものと私は理解している。
山本太郎は大嫌いだが、あのパフォーマンスは大したものだと思う。山本太郎はパフォーマンスを、明らかに小池都知事など、保守の人から学んでいる。
ポピュリズムと言われても、選挙は勝たないと話にならない。
都知事選で潰れたと思ったこの男、今後のパフォーマンスを磨き上げることでさらに台風の目になりそうだ。
ただし、左翼の人はもともと小粒でいい人しか選びたがらない。この後、れいわ新鮮組が左翼陣営とたもとを分かつことはおおむね間違いないと思う。
悔しいのでこれだけ予想しておきます。
そのとき、談四楼は共産党を見捨てて山本についていく。
いっぽう、もともと山本が大嫌い(たぶん)な雲水が、待ってましたとばかり叩き出す。ヘタレなので兄弟子に忖度する可能性もあるが。
そこまでついでに予想。

やつあたりというか、個人的な怒りを少々。
日頃当ブログにコメントいただきありがとうございます。
運営者が非社交的なので、アクセスの割にはコメントはそれほど多いわけではないけども。
コメントはだいたい嬉しいが、ごくまれに腹の立つものがある。

先日、春風亭昇々さんを久々に聴き、その記事でもって「昇々さんもいずれ柳昇を襲名してもらいたい」と書いた。
この記事に限らず、同じことを繰り返し書いているのだが。
そうしたら、こんなコメントが来た。承認しなかったのだが、ここで出してやる。

§

『昇々さんもいずれ柳昇を襲名してもらいたい。』??
ご冗談をおっしゃらないでください。
うるさくて噺が耳に入ってきません。
客にこびていてとても聞いていられません。

§

なんだ、この頭の悪いコメント。
ここは私のサイトである。ご冗談をおっしゃるのも私の勝手である。だいたいご冗談ではないし。
よそでもって、「でっち定吉という馬鹿が昇々がいいと書いている」と批判されるなら仕方ないが、わざわざ本丸に乗り込んできてケチを付けていくとは。
このコメント者が、自分の媒体でもって昇々さんにケチを付けるなら、昇々さん本人に対する誹謗中傷を構成するかどうかは別にして、私がどうこういうものではない。
そもそもだ。昇々さんのNHK新人落語大賞準優勝はじめ本選出場2回や、渋谷らくご大賞などの客観的な栄誉を覆さない限り、「ご冗談」と指摘するには前提を欠きすぎている。

ツイッター文化の人なんだろうな。気軽にケチを付け、付けられる世界で生きているのだ。
そういうのはそちらでやってくれ。
しかしツイッターだって、論理もなしに人の見解を覆すことなどできない。さもなければただの誹謗。
当ブログでも日頃から憎んでやまない、暴走老人の類であろうか。自分の意見が絶対、それ以外は許さないという。
落語ファンには向かないね。
こんなことでは、老後夫婦でもって寄席に行くこともできない。

コメント承認する理由はゼロなので非承認とした。
すると、書き方が過激だったと反省したのか、あるいは単に投稿の際に操作ミスがあったと勘違いしたのか、再度コメント付けてきた。

§

『昇々さんもいずれ柳昇を襲名してもらいたい。』

ご冗談でしょう。
騒がしすぎて全然噺が伝わらない。

§

書き直しても、同じじゃハゲ。
ハゲてるかどうかまでは知らないが。
その前にも一回、同じ類のコメントを付けてきた人がいた。削除したのでもう確認できないのだが、メールアドレスに覚えがありたぶん同一人物。
その際は、「色物の層の厚い芸協」というワンフレーズがケチの対象。
これだって私が、「芸術協会は色物が素晴らしい。それに比べて落語協会はなんたるざまだ、恥を知れ」とでも書いていたなら、落協ファンからの怒りのコメントぐらい来ても仕方ないと思う。
だが、そんなことはこれっぽっちも書いていない。
落語協会の色物さんにもたっぷり筆を割いたうえで、「層の厚い芸協」と書いたこと、それだけがひたすら気に入らないのである。

今後もこういうコメントは非承認にします。「昇々さんは上手いのだから事実と違う」と言いたいのではない。
私の見解に異論があるのは当たり前。だが挑むなら論理的な展開でお願いしたい。

作成者: でっち定吉

落語好きのライターです。 ご連絡の際は、ツイッターからメッセージをお願いいたします。 https://twitter.com/detchi_sada 落語関係の仕事もお受けします。

2件のコメント

  1. 更新お疲れさまです。困ったコメントの対応大変だったかと思います

    提案といったらおこがましい話ですが文章で生計を立てていらっしゃるのであればnoteの有料記事を書かれるというのはいかがでしょうか?

    少なくとも私は有料記事にするだけの価値があると考えています。加えてもし有料記事にしたらお金を払ってまで困ったコメントをする人もさすがにいないのではないかと考えています

    1. まあ、困ったメールもネタとして結局活用しているわけですが・・・
      noteにも興味はありますが、その前にもう少し当サイトを大きくしたいなと思っています。

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