ネタにならないネタ集

おかげさまで当ブログ、このところとてもアクセスが多い。
なのに年度初めの4月1日からいきなり休んでしまいました。理由はネタ切れです。
今日は小ネタと、それから書こうとしてまとまらないネタの素を公開します。
今日公開したら、たぶんもう書かないと思うのだけど。

オチ(サゲ)について「昔ながらのオチ分類」不定期連載を始めたのだが、当初極めてアクセスが低かった。
なので尻切れトンボに終わっている。
だが、ここに来て徐々に増えてきた。世間には分類の好きな人が多い。
ちょっとやる気が出たので続きを近日中に書きます。

丁稚の百科事典」というのも始めたのだが、こちらもまだまだ。
でも、こういうものは積み重ねると加速的にアクセスが増えるようだ。

芸術協会の公式に出てるニュースが、「TBS特番『オールスター感謝祭』芸能人ミニマラソン優勝」。
二ツ目の三遊亭遊子さんが優勝したそうで。
視てないし関心もないのだけど、なんでも「空気を読まない優勝」として一部に揶揄されたとか。

遊子さんは、男の噺家。遊三門下。芸協カデンツァのメンバー。
数年前に一度聴いたことはある。なかなか復活しない無料の落語会「伊勢佐木木曜寄席」でもって。
「明烏」を掛けていたのは覚えている。
当ブログには、珍しくもアップしていません。遊子さんは別に悪いデキでもなかったけども、その日もうひとりのデキは明白によくなくて、1日分の記事が埋まらなかったのだ。
まあ、いずれまた聴かせていただきます。

立川志らくの番組がなくなったのは幸い。
といって、視たことは一度もない。志らく発言がいちいちネットポータルに取り上げられるのでうんざりしていた次第。
底が浅く、とにかく世間の逆を行くというだけのバカコメント。
テレビ視聴者からすると、「落語をやってろ」ということになるが、落語のほうも、もうそんなにうまくいかないはず。

参考記事:志らくが見る地獄

もう、正直志らくの記事はいいや。
志らく検索で、大手出版社系サイトの記事に並んで私の記事がヒットするのは悪い気分ではないけど。
ちなみに、書いたものに「立川志らく」というタグを付けておくと、さらにヒットすることはわかっているのだ。
でも、生理的に付けたくない。

噺家はテレビに出るななんてこと、まったく思ってはいない。
BSの「昇太秘密基地」は実に面白い。録りだめて、家内と視ている。
ああいったチャレンジ系の番組は世間にはときたまある。だが、なぜ昇太師がハマるのか、それをいつも考えている。
たとえば木梨憲武ではダメか? ダメだろうな。その場限りのノリでふざけて、しかしトータルではさして面白くないという。
昇太師は、極めてマジメである。マジにやることが面白いことを知り尽くしているのだろう。
あの番組に出られる同業者は、たい平師だけだと思う。個人的には彦いち師を見たいけど。
そして昇太師、落語界きっての人望の持ち主。
一度、その個性について、志らくとの対比でまとめてみようと思ったのだが、多分もう書きません。

昇太師の落語は最近、日本の話芸で「御神酒徳利」を聴いたが、なんだかなあというデキ。当初そう思えた。
だが、喬太郎師の「紙入れ」を聴いたことで、なんだか昇太古典に再度光を浴びせられそうな気がしてきた。
喬太郎師も昇太師も、新作派だけあって、古典へのアクセスの仕方に近しいものを感じるのである。
こちらは今後出すかも知れない。

4月も東京かわら版を開いて、実際にどの寄席に行くか、落語会に行くか検討に余念がない。
一度行ってみたいのが、「こまむ亭」というところ。
横浜・上星川にある落語居酒屋だそうだ。
昨年6月にオープンしたそうだが、私はまったく知らなかった。急に東京かわら版に出るようになったものか。
食事つきの会と、なしの会がある。一度家族で行ってみようかなと。

上星川ってどこ? 相鉄沿線。
落語のわりと盛んな沿線である。二俣川でも落語まつりを開催している。
埼京線の海老名直通ができたが、東京側からあれに乗っていくと、上星川の隣、西谷駅まで一本。
ただし横浜駅から入るほうが安い。

あとは、早く「梶原いろは亭」が復活することを祈っております。

以前から気になっているコラム記事がひとつ。

落語界の異端児…注目の女流落語家は「日系ブラジル人3世」

いやな記事だなと。
いきなりフリーランスと「亭号がない」という、無関係の問題を結び付けてスタートするし。
まあ、書いたのは落語界の人ではなく、在日外国人がテーマの人だから、落語の知識がないのは仕方ない。
別に、書かれた内容自体がイヤだというのではない。
落語のことを少しでも知っていれば、協会に所属していない「らぶ平」師の弟子になっている「らむ音」に、活躍の余地などないことは明らか。
別に、ギルド的な利権に排除されるなんていうことではない。
活躍の機会を与えられる以前、腕を磨く余地もないのである。システム外だからだ。
そこまで知っていて記事を読むと、かわいそうな彼女の将来に思わず泣けてくる。
フリーランスの師匠のほうだって、先刻わかってることだろうに。ちゃんとした師匠に口を利いてやれば済むことだ。

最後のこの件に関しては、たっぷり字数を費やせる。
だが、一生懸命であろう若手に冷や水を浴びせることもしたくないので、この程度にしました。
大人がしっかりしないとさ。

ネタ不足が続いているので、続編です

 

投稿日:
カテゴリー: 日記

作成者: でっち定吉

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