柳家甚語楼の会(下・「宿屋の仇討」)

甚語楼師の会に戻ります。引き続き道灌から。 「隠居は元泥棒」からのやり取りには、「分米」という言葉は入っていない。 隠居に娘がいると初めて聞き、前に出てくる八っつぁん。しかし娘が40代と知り、露骨にがっかり。 とにかく、 … 続きを読む

柳家甚語楼の会(中・「悋気の独楽」「道灌」)

悋気の独楽という噺はよく聴くが、最近聴くたびなんだか自分の中でズレを感じていた。 ようやく気づいたのだが、私の中のスタンダードと、実際によく聴くものの演出がズレていたのだ。 上方落語もまたスタイルが違う(熊野の牛王さんが … 続きを読む

柳家甚語楼の会(上・林家たたみ「ろくろ首」が絶品)

今日も昼間の会へ。お江戸両国亭。 日頃決して数聴いているとはいえない柳家甚語楼師の会である。 数年ぶりに寄席で遭遇する程度なのだが、そのたび常に味わい深い人。 3席ネタ出し。 両国亭、昼間からなかなか賑わっている。 受付 … 続きを読む

国立演芸場寄席@内幸町ホール2(中・柳家甚語楼「松曳き」)

古今亭駒治師から、久々に知らない噺を聴けた。それも鉄道落語。 本編は「マナー車掌」。 発車間際の中央線に駆け込み乗車する客がいる。 よかった、間に合った。ここで乗り遅れるとこの先全部予定がダメになる。 喜んでいたら車掌の … 続きを読む

黒門亭22(下・柳家さん遊「三人旅」)

仲入りは柳家甚語楼師。2016年以来と大変なご無沙汰。 実力派で、鈴本の主任だって取る。決して嫌いな人ではない。 この日も目当てのひとり。まあ、全員目当てだけど。 黒門亭のおかげで、こうした実力者を聴く機会が生まれる。 … 続きを読む

国立演芸場1

19日、国立演芸場中席に、三遊亭円丈師を聴きに行ってきました。 私は、落語を聴きたいときはもっぱら寄席に行っている。世間には、落語会というものも実にたくさんあるのに。 なんで寄席に行ってしまうのか、自分でもよくわからずに … 続きを読む