噺家の芸名は立派なものもあり、いっぽうで結構適当なものもある。 適当な名前の代表が、三遊亭天どん師。 天どん師は前座のときから天どん。よくマクラで、「師匠が食べたかったものの名前を付けられた」と話している。 しかし適当な… 続きを読む 前座の適当な芸名
カテゴリー: 丁稚の落語論
アホな女が女流落語を救う(かもしれない)
森喜朗の退場決定後も混乱の続くオリンピック周辺。 オリンピックの開催の是非などここで論じる気はないが、「無観客開催で実施」だろうと予想している。「やって欲しい」というより、「普通にできないことはない」というところ。 五輪… 続きを読む アホな女が女流落語を救う(かもしれない)
森喜朗と女性と落語
1937年生まれ、83歳で現役バリバリの噺家をご存じですか。 林家木久扇師匠です。 ただの愉快なおじいちゃんだと思っていてはいけない。 先日、Zabu-1グランプリ優勝のけい木さんも木久扇門下。彦いち師を筆頭に、いい噺家… 続きを読む 森喜朗と女性と落語
おあとがよろしいようで(落語の死語について)
「お後がよろしいようで」=「オチがついた」は誤解です 落語芸術協会に「正しい使いどころ」を聞いてみた というコラム記事が出ていた。 さまざまなポータルに転載されているので、そちらでご覧になったかもしれません。 ン?と思っ… 続きを読む おあとがよろしいようで(落語の死語について)
「いらないです」
コロナ禍で落語のネタができないまま、朝を迎えてしまった。 日本語の話でも出そうか。 主夫も兼ねている私は、ほぼ毎日スーパーに行く。 レジでもって、最近新たなフレーズを耳にするようになった。「袋はご用意しますか」。 これに… 続きを読む 「いらないです」
「騙し」の落語(下)
どう着地しようか考えつつ進めてきたのだが、とくにひねりもなく、今日も古典落語の騙しの構造を観察して締めるとします。 一昨日に「騙し」の落語についてなにがあるかまずまとめたが、その後もさらに追加修正している。後で次々と思い… 続きを読む 「騙し」の落語(下)
「騙し」の落語(中)
夢金・初天神 王子の狐についてその価値観の逆転劇を追ってみた。 落語において展開が急激に変わる際には、必ず価値観の逆転がそこにあるのではないかと。まだ仮説の段階だが。 価値観とセットでストーリーが進行するとなると、昔ばな… 続きを読む 「騙し」の落語(中)
「騙し」の落語(上)
不定期連載で「オチの分類」というものを続けている。古くからある、オチ(サゲ)の分類について私なりに迫ってみたもの。 以前、既存のオチ分類を全部リセットして新たな分類をこしらえてみた。今度は、既存の分類に戻ってみたのだ。 … 続きを読む 「騙し」の落語(上)
年末タイガー&ドラゴン一挙放送に思う
今朝もアップが遅れてすみません。 年末に「タイガー&ドラゴン」の一挙放送をTBSでやっていた。地上波での一挙放送は珍しい。 第1回のスペシャル版と、連ドラになってからのすべて。 「落語」のキーワードでいつも番組はチェック… 続きを読む 年末タイガー&ドラゴン一挙放送に思う
昔ながらのオチ分類 その6(間抜け落ち)
緊急事態宣言でまた混乱の落語界。7日夜現在、芸協は対応を発表しているが落語協会はまだ。いつものことだが。 とりあえず、今日は人気のない不定期連載に戻ります。その1はこちら。 アクセス数はともかく、「逆さ落ち」「ぶっつけ落… 続きを読む 昔ながらのオチ分類 その6(間抜け落ち)