金曜日は両国の江戸東京博物館で、三遊亭遊馬師を聴いてきた。 中でも「井戸の茶碗」にいたく感動した。 感動したといっても、今さら改めて、登場人物の清冽さに感動しなおしたりするわけではない。 もちろん人物の気持ちのよさあって… 続きを読む 稽古すりゃいいってもんじゃない(らしい)
カテゴリー: 丁稚の落語論
ミルクボーイのアスパラ漫才
平日野球を観ていると、だいたい息子にチャンネルを変えられる。 しかしそれで視た、昨日の「ネタ祭り!2020年秋」は面白かった。ネタ番組である。 仕事しながらだし、面白いといってもいちいち爆笑しているわけでもない。野球も漫… 続きを読む ミルクボーイのアスパラ漫才
落語協会の次期会長を考える
妄想により一日分の記事を埋めます。 落語協会は、柳亭市馬会長が早いものでもう3期務め上げ、4期目に突入している。 2014年に会長になって6年となる。 別に評判は悪くない。実務型会長として調整を進め、コロナ禍の寄席の中止… 続きを読む 落語協会の次期会長を考える
昼間の客を揶揄するダメ芸人
昨日取り上げたWモアモア。 私にとっては、時代に取り残された不快な漫才という記憶しかない。 解散により、芸協の寄席に出ることはなくなるだろうが全然構わない。芸協には、もっといい色物の先生が無数にいて、落語協会をもしのいで… 続きを読む 昼間の客を揶揄するダメ芸人
駅から寄席へのルートをあれこれ考える
久々に行った亀戸のネタも2日で終わってしまって、ネタ切れ。 ちょっと思い立って、都内の「寄席の行き方」でも書いてみよう。 といっても、初心者向きの懇切丁寧なものではない。 そんなのは昔ちょっと書いた。 参考記事:丁稚の落… 続きを読む 駅から寄席へのルートをあれこれ考える
噺を教わるということ
落語界にはさまざまな掟がある。 一見、古い世界だけに、「それ、時代に合わないんじゃないか。やめたほうがいい」とファンが思うオキテもありそうに思える。意外とそうでもない。 目的不明の、無意味なしきたりが残る世界ではないのだ… 続きを読む 噺を教わるということ
三笑亭夢之助と手話通訳事件(下)
(上)に戻る 2007年にあった、手話通訳事件を振り返る。 これは単なる一過性の事象ではない。 夢之助師の噺家人生をも大きく左右したものと思う。 夢之助師が手話通訳になぜクレームを付けたか。 理由は誰にでも、容易に想像で… 続きを読む 三笑亭夢之助と手話通訳事件(下)
三笑亭夢之助と手話通訳事件(上)
「ほぼ」毎日更新「でっち定吉らくご日常」。 朝一番で記事がアップされていないということは、前日までにできていないということです。 いよいよネタがなくなったら休んでしまうけども、そういうときにはなにか思いつくもの。 遅れば… 続きを読む 三笑亭夢之助と手話通訳事件(上)
演題表記の好き嫌い
今年のお盆はまだ落語を聴きに出かけていない。予定は一応あります。 昨年はどうだったか。調べてみたら「小ゑん落語ハンダ付け」ゲスト駒治師の会に出かけていた。 2018年はどうだったかなと思ったら、黒門亭(光る二ツ目の会)と… 続きを読む 演題表記の好き嫌い
「Go Toでちょっと高い温泉旅館に泊まったら」に思う
息子は短い夏休み。家にいるときは寝るかネットにかじりついてるか。 その息子が、「Go Toでちょっと高い温泉旅館に泊まったら」というネタを教えてくれた。 当ブログの「世の中の落語を探す」ネタとしてなら悪くないかも、と思っ… 続きを読む 「Go Toでちょっと高い温泉旅館に泊まったら」に思う