丁稚の落語論
「騙し」の落語(下)
どう着地しようか考えつつ進めてきたのだが、とくにひねりもなく、今日も古典落語の騙しの構造を観察して締めるとします。 一昨日に「騙し」の落語についてなにがあるかまずまとめたが、その後もさらに追加修正している。後で次々と思い … 続きを読む
「騙し」の落語(中)
夢金・初天神 王子の狐についてその価値観の逆転劇を追ってみた。 落語において展開が急激に変わる際には、必ず価値観の逆転がそこにあるのではないかと。まだ仮説の段階だが。 価値観とセットでストーリーが進行するとなると、昔ばな … 続きを読む
「騙し」の落語(上)
不定期連載で「オチの分類」というものを続けている。古くからある、オチ(サゲ)の分類について私なりに迫ってみたもの。 以前、既存のオチ分類を全部リセットして新たな分類をこしらえてみた。今度は、既存の分類に戻ってみたのだ。 … 続きを読む
年末タイガー&ドラゴン一挙放送に思う
今朝もアップが遅れてすみません。 年末に「タイガー&ドラゴン」の一挙放送をTBSでやっていた。地上波での一挙放送は珍しい。 第1回のスペシャル版と、連ドラになってからのすべて。 「落語」のキーワードでいつも番組はチェック … 続きを読む
昔ながらのオチ分類 その6(間抜け落ち)
緊急事態宣言でまた混乱の落語界。7日夜現在、芸協は対応を発表しているが落語協会はまだ。いつものことだが。 とりあえず、今日は人気のない不定期連載に戻ります。その1はこちら。 アクセス数はともかく、「逆さ落ち」「ぶっつけ落 … 続きを読む
東京の落語団体の再編を夢想する
東京かわら版1月号の巻頭特集は、柳亭市馬・春風亭昇太という、両協会の会長対談。 実に面白かった。 コロナ禍の寄席休業を決断する際、両会長が綿密に話し合いを続けていたことが語られている。 落語協会と芸術協会とは、別に対立し … 続きを読む
昔ながらのオチ分類 その5(逆さ落ち)
10日振りに、不人気連載を再開します。その1はこちら。 書いてるほうはわりと面白いんですが。 自分より他人を楽しませないと、人気ライターにはなれないよ定吉さん。 今回、執筆の目的が自分でも不明だ。私は既存の分類に穴がある … 続きを読む
「漫才じゃない」「落語じゃない」
M-1グランプリの記事、多数のご来場をいただきました。 素人の漫才批評にお付き合いくださり、ありがとうございます。 さて今日は、朝になっても記事ができていません。 人気のない、落語のオチの連載も仕上がっていないので、M- … 続きを読む
ナイツと能町みね子(とちょっと志らく)
今晩は国民的イベント、M-1グランプリ。 生放送を採点しながら観て、明日出そうと思います。 普段落語を聴いている男の漫才批評、よかったらご覧ください。おかしな点数もつけると思いますが。 さて今日の記事はつなぎ。 尻切れト … 続きを読む