神田連雀亭ワンコイン寄席71(上・晴太がバケた)

いたばしPay20%も始まってるし、買い物ついでに神田連雀亭へ。
今日は別に、それほど強い期待のもと行ったわけでもない。悪くはないなと。
でも大正解でした。
林家彦三さんは、前座のはじめ、ほんとにヘタクソな時期に聴いて以来だ。ずっと聴きたかったのだが。
下手なのに、不快感はまるでなかった。前座には、ヘタが許される時期があるのだ。
許されるヘタな時期を過ぎて、絶対上手くなってるに違いない。
いっぽう、他の二人には何らかのネガティブな感情を抱いたことがある。
晴太さんのそれは払拭して久しいが、喋の治さんはまだ完全には。
まあでも、避けるほどでもない感じ。若手大喜利でも頑張ってるしな。

湯屋番 晴太
うどん屋 喋の治
妾馬 彦三

 

つ離れしていて意外。
みんな後方の席に座っている。
前説が、11時半になってから始まる。
桂喋の治さん。
今日は落語芸術協会と落語協会の顔付けで。
3人とも、髪の毛がわりと長いほうです。
私以外のふたりのアニさんはいい学校出てまして。私だけ高卒という。こんなあたりも楽しんでください。
…見事な前説でしたね(自画自賛)。

トップバッターは春雨や晴太さん。
昨秋神田鯉花さんと結婚した直後、ここで結婚大喜利をやっていた。それ以来。
いい学校なのだとしても、プロフィールには書かれていない。

喋の治さんの見事な前説でした。
…なにか話そうと思ってましたがうまくまとまりません。
若旦那といえば…

マクラが続かず、いきなり本編に入ってしまう。
喋の治さんはいじりづらいのかもしれない。
本編は見事な湯屋番であった。こんなにうまい人だったっけと。
そういえば前回は「野ざらし」だった。2席続けてひとりキ◯ガイ噺。

冒頭、大工の熊さん宅のやりとりバッサリカット。
湯屋に向かって若旦那が歩いている。
ここから始まって、軽石で顔こするまでだが、16分くらい務めていった。
ここから濡れ場になるのでもう少し聴きたかったけど、入っちゃうとやめられないからだろう。
煙突小僧煤の助は出てこないし、希代の道楽者に対する若旦那自身の解説もない。
珍しい展開で、新鮮。

何がよかったかというと、まず色気。
結婚したおかげじゃないかなと思った。
あとは(あたりまえだが)照れがない。いや、照れがまるでないとは言わないが、同時に演者が楽しんでいるのがよくわかる。

番台に座るまでのやりとりにちゃんと理由がついていた。
女中のお清が不在で、代わりの人間が来ないのに、来客。それじゃ仕方ないというふうにしてある。
「なにかあったら呼ぶんだよ」とまで言い残してある。
確かに、既存の湯屋番は乱暴すぎる。

若旦那、念願の番台に上がって「バンダーイ!」。
ベタもあるんだ。二度やった。

今までも上手い人だったが、一皮剥けた気がする。
なので今日のタイトルは晴太がバケた。
前に、現萬次郎の三遊亭楽太さんでも、「楽太がバケた」って書いたが、前座だったので。
二ツ目でバケたというのは、もう本物ということである。

続いて桂蝶の治さん。
予定外の漫談を10分やってしまう。
今日は「うどん屋」の台本(自分でノートに手書きしたものでしょう)も持ってきて、電車の中でも読んでいたのに!
知るか。

でもめちゃくちゃ面白かった。
基本ふざけている人だと認識しているが、ふざけてウケるのは立派。
私は爆笑をこらえていた。なぜこらえていたかというと、笑わない客が一定数いたからである。
多少我慢しないと浮いてしまう。我慢できなかったけど。

笑わない客、わかるのだ。これは演者の問題なのである。
「俺はわかってるぜ」
そんなこと言って悦に入る気はまるでない。
逆の立場になることだって、ごく普通にあるからだ。私自身が少数派になり、笑ってる客を冷ややかに見つめることだってなくはない。
だから蝶の治さんも、まだまだ。
とは思うものの、私はかつてのマイナスを軽く取り返して、すっかりファンになってしまった。
自分の会があるようで、さっそく行ってみようかなと。

もったいを付けた口調がはん治師に、声が馬石師に似ていて、でも師匠の影響が抜けない蝶の治さんの爆笑マクラ、詳しい内容(あるのか?)は明日に続きます。
ただ、明日中にアップできない可能性もあるのでご承知おかれたい。

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