林家正蔵会長になった落語協会。副会長がいつまで経っても公表されないなと思っていた。
このまま、選任されないと思っていた人もいるのでは。集団指導体制に移行かと。
7月に発表されるとされていた人事がこのたびようやく発表された。なんと新副会長に、当代柳家小さん師だと。
林家正蔵 落語協会副会長に柳家小さんを任命「とにかくいい協会を」就任3か月、深夜寄席やお囃子の私服通勤を後押し(スポーツ報知)
え、どういうこと? 正直、意味がわからない。
落語協会において「副会長」というのは、次期会長を示す役職である。正蔵師が長年務めてきたように。
その副会長に、79歳の当代小さん?
ちなみに、私の予想はこうでした。
○柳家喬太郎(現・常任理事)
▲古今亭菊之丞(現・理事)
×五明楼玉の輔(現・常任理事)
一応、さん喬会長時代の常任理事から優先して予想している。たい平師もそうだったが、これは正蔵会長と同じ一門(弟弟子)なので除外した。
そういう意味では、ずっと常任理事だった小さん師もおかしくはないということになる…のかな。
ちなみに、新たな常任理事は、こう。
- 金原亭馬生
- 五明樓玉の輔
- 林家たい平
- 柳家喬太郎
ちなみにこの序列は香盤順である。
正蔵会長、人気者のたい平、喬太郎も考えたとコメントしている。
記者からは、「(最大多数を誇る)柳家から選んだのか」とストレートな質問も飛んだらしいが、人柄と実務能力ですと答える正蔵会長。
実務能力などまったくわからない。内輪では本当に評価されているのかもしれないが。
柳家から選ぶなら、喬太郎師でよくないか?
最初から会長になり得ないであろう副会長は、当代の父・五代目小さんのもと副会長を務め、在任中に亡くなった蝶花楼馬楽以来であろうか。
歴代の副会長を見ていると、小さん師では毛色が違う感じはする。
「小さんになったついでに会長も目指す」なんてことはまさかなかろうが。でもまあ、さん喬師を1期だけ会長に置いたのと同じ種類の、名誉職人事なのかなと。
もし1期2年で交代したら、遡ってそうだったんだなということにはなろう。
ちなみに冒頭に挙げた報知の記事だけ、そのような含みが書いてある。小さん師ご本人も、1期で勇退するつもりのような。
小さん師が副会長になるとすると、花緑師(甥)を担ぎ出す伏線では? と考える人はたぶんいる。
「小さん」の名跡は、次は花緑師のものだと世間は考えていることであるし。
しかし、花緑師は理事も務めていないので、協会の役職に就くことはまずないでしょう。
正蔵会長、同じ二世として小さん師にシンパシーがあるのかしら。世間から、実力云々を言われがちなところも一緒。
とはいえ、二世の噺家を正副両会長に並べなくてもという気はするが。
正直、今日は「わけわからないが、恐らく名誉職人事」だという以外に書くことがないです。