池袋演芸場40 その1(連休初日の夜席)

喬太郎師が聴きたくて、土曜日の夜席に。
シルバーウィーク初日で客の動向が掴めないので、とりあえず早く行く。

ルミネのつばめグリルでハンブルクステーキ食べてから。
そしたら喬太郎師の「ハンバーグができるまで」が出た。
そんなの、世の偶然のうちにすら入らない。わかっている。
でも家内はそんな出会いに感激してました。それでいいじゃないですか。

昼席のトリ、金馬師が上がっている最中に入場。
テケツでは「今立ち見ですよ」。受付では「トリが終わるまで待ってください」。
なので楽屋前のソファで待つ。
階段をロケット団倉本先生、三浦先生が続けて登ってきたり、金魚先生が楽屋から顔を出したり(多分着替え)、にゃんこ先生や小次郎さん、お囃子さんが現れたり、なかなか面白かった。

モニタがあるが、金馬師はなにを掛けてるのだろう。聞こえづらくてわからない。
だが、大きな声で「馬鹿野郎!」。それからしばらくして、なにやら包を開ける仕草、そして侍の前で主従らしき人が互いをかばいあっている。
柳田格之進と判明。
もうすぐ終わるだろうと思ったら、どういう演出なのかなかなか終わらない。

席を探したら、昼で帰る人が非常に少ない。でもなんとか着席。
ただ、休みのためか夜席始まってから入ってくる人はあまりいなかった。なので喬太郎師の立ち見はない。

今日の寄席はハイレベルでした。本当に。

桃太郎 歌ん太
堀の内 小次郎
にゃん子・金魚
堪忍袋 喬之介
首ったけ 伝輔
田能久 扇辰
あずみ
強情灸 歌武蔵
ミステリーな午後 小ゑん
(仲入り)
偽り家族 やなぎ
たらちめ 扇遊
仙四郎・仙成
ハンバーグができるまで 喬太郎

 

前座は三遊亭歌ん太さん。
三度目の遭遇かな。実に上手い前座さんであり、嬉しい。
小児は白き糸のごとしから、桃太郎へ。
この基本しょうもない噺は、前座の巧拙がよく出ますね。
平凡な入りだが、どんどん楽しくなってくる。
所作がいいですな。
親父は下手を向いて語る(当然)が、徐々に首を回し、気づくと上手に向かって語っている。
客の全体をよく見ているわけだ。

桃太郎を自然に語れるというのは、もう上手い。
金坊をそれほど生意気に感じないのは不思議だ。落語をしっかり語るというのはそういうことなんですかね。

なんだか、拍手の早い女性がいる。
この人は、フライング気味に拍手するだけでなく、やたらと面白いと思うと二つ柏手を打つ。
どちらも嫌だが、二つやる人は二冠王。

二ツ目は柳家小次郎さん。
昨年11月、二ツ目昇進時にガーコンを聴いて以来だ。
兄弟子の芝居に入れていただいて幸いですと。
自分が前座のときはしくじりばっかりしていました。着物を間違えて畳んだり。
ですが、自分が二ツ目になってみると、前座さんのしくじりというものは目立ちますね。
しくじりから粗忽に向かい、堀の内へ。

粗忽の八っつぁん、粗忽を直そうと堀の内のお祖師さまへ。
方向を間違え、北千住に行ってしまう。
北千住は爆笑だったが、ここがピークだったかな。
道中は、見知らぬ人に「あたしどこへ行くんでしょう」と訊いてるぐらいで、そんなにクスグリはない。
個人的には、八っつぁんのやりとりにちょっと間があるのが気になる。
あんまり間を空けず、とっととボケさせたほうが面白いんじゃないかと思ったが。

しかし、一度家に帰るタイプはやっぱり気になるな。
どうしてかみさん、この際に八っつぁんが枕を腰巻きにくるんで出かけていたことに気づかないのだろう?

家に戻ってからもクスグリは控えめで、床屋で脱いだりはない。

柳家喬之助師は3年ぶりだろうか? 明るい高座はいいですな。
女子高に学校寄席に行った話。女子高だとテンションが上がります。いえ、今日がテンション上がらないわけじゃないですよ。
校長先生と話をした。この先生が余計なことを言う。「うちは英語の教育に力を入れています」。
必死に考えて、英語を使ったシャレを言う(なんだっけ)。ダダスベリ。前列の女子高生にも笑われる。

喧嘩する夫婦から堪忍袋へ。
堪忍袋は遊雀師のスタイルが主流になったけど、さすがに落語協会のものは違う。
圓生もやっていた、袋が破けて中から悪口が飛び出てくるやつ。
学校寄席の校長先生に対する愚痴も出てきた。
もっとも、ここでちょっとうとうとしてしまった。夫婦喧嘩の仲裁についてのクスグリはなかったっけ。
どこかの偉い人が、堪忍袋でなく甕の中に愚痴をこぼして蓋をしていた話が入る。

続きます。
まだ柳家あお馬さんの記事が終わってないので、明日はそちらを。

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