橘家圓太郎独演会@棕櫚亭 その2(こん平の酒の飲み方、マーガレット、乗馬、小はぜの改名その他)

噺家には悪い人はいません、笑点メンバーもですと振って、圓太郎師の修業時代の売れっ子師匠、林家こん平について。 こん平師匠は前座を引き連れて朝まで豪快に飲むことで有名でした。チャラーン。でも、飲み方があるんです。 1時間ぐ … 続きを読む

橘家圓太郎独演会@棕櫚亭 その1(前座不足について)

ご無沙汰している巣鴨四の日寄席にでも行くか。 だが裏にもう一つ行きたい会が。 読売ランド前の生田寄席。橘家圓太郎師匠だ。さっそく予約。 圓太郎師、日本の話芸にも出て。実力は広く認められているのだが、あいにく人気のほうはそ … 続きを読む

野方グリーンホール寄席の柳家花いち3(下・井戸の茶碗)

2席めは新作落語。 演題は「棚上げ」か「棚卸し」じゃないかと思うのだが。 ご本人に直接訊けば教えてもらえるだろうが、訊いたからってどうってこともない。タイトル確立してないことも普通だし。 夫婦喧嘩で始まる。 夫も妻も、パ … 続きを読む

野方グリーンホール寄席の柳家花いち3(上・転失気の失敗について)

木曜日の昼間にちょこっと出掛ける。 野方グリーンホールは柳家花いち師。 亀戸梅屋敷(主任・好楽)とちょっと迷った。 たまたま私自身が、昨秋のこの会の記事を読み返していたところ。そのため花いち師にしたくなる。 この環七沿い … 続きを読む

新横浜コットン亭4(下・桂やまと「武助馬」)

仲入り後は再びやまと師。 私はこのあと、鈴本、じゃなくて池袋演芸場です。 便利になりましたねえ。新横浜からほぼ1本で池袋ですよ。 落語と歌舞伎の関係を色々振る。 歌舞伎になった落語もありますし、中村仲蔵とか淀五郎とか、役 … 続きを読む

新横浜コットン亭4(中・桂やまと「佃祭」)

続いて桂やまと師。 一席終えたばかりの貫いちさんを褒めまくる。 こういうのは勝手に褒めたってダメで、客が聴いたばかりの一席を評価しているからこそ響くもの。 貫いちさんは二ツ目になって半年ですか。大したものですね。 二ツ目 … 続きを読む

新横浜コットン亭4(上・春風亭貫いち「元犬」)

2024年に復活した新横浜コットン亭、当初は昼席と夜席を交互に実施していたが、2年目の今年からオール昼席になったようで。 昼席のほうが人が来る時代だというのと、働き方改革もあるのでは。 私は、現状家族に気を遣わない昼のほ … 続きを読む

米團治喬太郎よこはま落語会 その5(桂米團治「はてなの茶碗」)

米團治師が、京都と大阪の違いをたっぷり振ってから入るのははてなの茶碗。 本当に見事な一席で。 新しいクスグリであるとか、新たな展開であるとか、そういう派手なものは一切ない。 ストーリーも極力刈り込んでいくもの。バッサリと … 続きを読む

米團治喬太郎よこはま落語会 その4(桂米團治・上方について、米朝について)

昨日のタイトル、「夫婦で乾杯」ではなくて「夫婦に乾杯」でした。 訂正しました。 タイトル知っているのは、もともと昇太師の作品だからですね。でも、完全に喬太郎師の噺になっていると思う。 トリは米團治師。 「上方落語」などの … 続きを読む

米團治喬太郎よこはま落語会 その3(柳家喬太郎「夫婦に乾杯」)

喬太郎師の1席目は錦の袈裟。 二人会の仲入り前というと大ネタを出すのが普通である。錦の袈裟は、寄席のトリで聴いたこともあるが決して大ネタのイメージではない。 しかしながら大満足の一席。 劇中のシーンにたっぷりの場面があっ … 続きを読む