渋谷らくご5 その2(橘家圓太郎「三年目」)

ミラクル粗忽ワールドを、日常生活から切り離すやり方ではなく、この人ならではの普通で語ってしまうのが小ふねさん。 三太夫が自分のミスを部下に「たわけ」などと転嫁しても、まるで嫌な感じにはならない。 松曳きの楽しい世界をもう … 続きを読む

渋谷らくご5 その1(柳家小ふね「松曳き」)

土曜日のシブラク2部は、隅田川馬石、橘家圓太郎、柳亭小痴楽、柳家小ふねという私の好物を集めたお子様ランチみたいな顔付け。 お子様ランチでは響きが悪いのでトルコライスとでも言っておきたいが、あれは3種の組み合わせ。4人全員 … 続きを読む

古今亭志ん橋一門会 その3(古今亭駒治「オコッペ本線」)

駒治師は特に師匠の思い出は語らず、「オコッペ本線」へ。 マクラと合わせて20分強だったかな。 この噺は5年前にスタジオフォー四の日寄席で聴いて以来。久々なので嬉しいですね。 廃線で集まる葬式鉄を扱った落語。 オコッペ本線 … 続きを読む

古今亭志ん橋一門会 その2(古今亭志ん陽「夏泥」)

続いて古今亭志ん陽師。 私はもともと志ん朝の弟子でした。前座のうちに師匠に死なれまして。 どうしたらいいかと思っていたら師匠の総領弟子の志ん五(先代)が拾ってくれまして。 そうしたら二ツ目の時に志ん五に死なれてしまいまし … 続きを読む

古今亭志ん橋一門会 その1(古今亭志ん雀「子ほめ」)

土曜日は楽しそうな会がめじろ押し。 その中から梶原いろは亭の「古今亭志ん橋一門会」を選んで予約。 この会昼夜あるが、駒治師の出る夜の部へ。夜といっても5時開演で夕方だ。 駒治師は、昼は横浜にぎわい座で鉄道落語の会をやって … 続きを読む

渋谷らくご4(下・柳亭小痴楽「宿屋の仇討」)

シブラクのトリは柳亭小痴楽師。 本日最大の目当て。 もっと聴きたい人だが、芸協の場合若手のトリはだいたい夜で行きづらい。ま、この日も夕方だけど。 終演時刻は午後7時だが、15分程度オーバーの熱演。 そして、圧巻。 小痴楽 … 続きを読む

渋谷らくご4(中・柳家小里ん「樟脳玉」)

鈴本とシブラクとを交代で続けます。今日はシブラク。 高座返しは女性の前座さん。 パワハラ、セクハラのためか女性の前座はめっきり少なくなった。芸術協会も新たな入門者がいない限り、じきいなくなる。 二番手は立川笑二さん。 も … 続きを読む

渋谷らくご4(上・春風一刀「日傘漫談」「ねこいぬ漫談」)

鈴本の続きものの途中だが、別の会に行ったので割り込みます。 中1日で日曜のシブラクへ。LINEの割引券が来ていたので。 基本、割引券が出たときしか来ないのだけど。 割引券が出ているということは前売券が売れてないわけだが、 … 続きを読む

林家はな平お庭でらくご2(下・「片棒」「甲府い」)

松竹梅、実にシンプルかつ素敵な一席。 自己解説の後、今度は三ぼうを振る。 お知り合いに◯◯ぼうの方がいたらお詫びします。 ケチから、六日知らず。 本編は片棒。 片棒という噺、私の大好物である。 聴く片棒のほぼすべては、次 … 続きを読む

林家はな平お庭でらくご2(上・松竹梅)

梶原いろは亭がハネ、今度は梶原電停から都電に乗って終点、早稲田へ。 都電の沿線は落語が盛ん。 いろは亭のトークに出てきたスタジオフォーもあり、ばばん場もあり。北とぴあも町屋のホールもあり。まだある。 都電という庶民の足が … 続きを読む