先代柳家小さんの名誉回復

先日、中野翠さんのエッセイ、「この世は落語」を読んだ。落語は聴くのも楽しいが、落語について書かれたものを読むのもまた楽しい。この方は、映画が専門なので、ときに映画のフィルターを通して落語の素晴らしい世界を映し出してくれる… 続きを読む 先代柳家小さんの名誉回復

笑福亭鶴瓶「青木先生」

人さまの落語に関するブログを読んでいて、少々驚いた。 このブロガーに対し、とりたててどうこう言いたいわけではない。ただ、これをヒントに、「噺を嫌う」「噺家を嫌う」ということについて考えてみようと思った次第。 笑福亭鶴瓶師… 続きを読む 笑福亭鶴瓶「青木先生」

春風亭鯉枝

三遊亭円丈師について、しばらく集中して聴き、いろいろと本も読んで、当ブログでレビューしたところである。円丈師について考えるということは、すなわち新作落語全体について考えるということである。さらに先日、「M-1グランプリ」… 続きを読む 春風亭鯉枝

三遊亭円丈

  師匠、御乱心! (小学館文庫) [ 三遊亭 円丈 ] 楽天で購入   三遊亭円丈師について書いていく。 一流の新作落語演者であるとともに、新作落語家の教師であり、偉大な新作落語作家である。古典落語につき圓生… 続きを読む 三遊亭円丈

三遊亭白鳥「ナースコール」

ナースコール/死神 三遊亭白鳥師匠。 何度か当ブログでは書いているのだが、この人こそ「落語」を次世代につないでいく立役者である。「新作落語」にとどまらず「落語」全体を。 「新作落語」も「古典落語」も、その世界観は共通であ… 続きを読む 三遊亭白鳥「ナースコール」

続・柳家小三治を批判的に聴く

先日、<柳家小三治を批判的に聴く>ということに取り組んでみた。苦手な噺家を毛嫌いするのではなく、立ち向かっていくことで、いろいろ見えてきたものがあり個人的には非常にいい体験だった。その結果、普通に聴けるようにはなった。た… 続きを読む 続・柳家小三治を批判的に聴く

当代桂文枝

桂三度さんを批判する格好になったが、背景には彼の師匠、もとの三枝師の存在もある。桂文枝師の弟子、ラインナップを改めて見て驚愕する。一番売れているのが、芸人上がりの三度である。その他弟子の数はやたら多いが、他に世間で売れて… 続きを読む 当代桂文枝

当代柳家小せん

私のホームグラウンド(自称)、池袋演芸場の、「橘家文蔵襲名披露」には行けそうだ。 文蔵師匠についても、思うところがいろいろある。先日、「柳家喬太郎のイレブン寄席」でやっていた「転宅」も、それは素晴らしい出来であった。 だ… 続きを読む 当代柳家小せん